HRBPの実態と議論
2025-12-22 08:39:36

HRBPの実態を探る!人事担当者の熱い議論を振り返る会が盛況に開催

HRBPの実態を探る!人事担当者の熱い議論を振り返る会が盛況に開催



2025年11月26日、東京都中央区の「人事図書館」で行われた「HRBPについて語る会」には多くの人事担当者が参加し、普段は語られないHRBPの実情について熱く語り合いました。このイベントでは、企業の人事戦略における重要な役割であるHRBP(Human Resource Business Partner)について、現場の視点から多様な知見が共有されました。

開催背景と目的


HRBPは最近、戦略的人事の要として注目を集めていますが、企業文化やフェーズによってその役割は異なります。参加者の多くが、現場との距離感やKPIの設定に課題を抱えています。このような現状を踏まえ、株式会社Trustyyleが運営する「人事図書館」では、HRBPに関するリアルな実情を議論し合う場を提供することを目的としてこのイベントを開催しました。

当日の様子


参加者たちは8つのテーマについて熱心に議論を交わしました。ここでは、その中でも特に注目されたトピックをいくつかご紹介します。

現場のリアル:「お散歩」が信頼を築く


現場との距離感を見つめ直す議論が大いに盛り上がりました。特に「お散歩」という表現で現場を巡回することの重要性が語られたことは、多くの共感を呼びました。たとえば、参加者の中には「また来たの?」と警戒されることもあるという現実的な苦労をシェアし、その中で信頼を築くための方法について意見を交わしました。

HRBPのKPIと役割分担


HRBPが成功するためには、具体的なKPIの設定が必要です。参加者たちは「経営アラインメントの言語化」や「エンゲージメントサーベイ」を指標にする方法を紹介しました。また、採用チームや専門組織(CoE)との摩擦を体験した「しくじり話」もオープンに語られました。ここから、社内での信頼関係を築くことがHRBPの成功に不可欠であるとの結論が導かれました。

HRBPに求められる姿勢・心構え


参加者たちは、HRBPが必要とされる姿勢についても多くの意見を交わしました。特に「人事視点ではなく、現場と同じ感覚で経営数値を見ることが重要だ」という指摘がありました。また、日常業務に追われがちな中で、「お散歩時間」をあらかじめ予定化することや、業務を仕組みで減らしていくことの重要性も再認識されました。信頼されるHRBPであるためには、現場にリソースを投下し、「この人が言うなら信じる」と言われることが必要だと共有されました。

参加者の反響


イベント後のアンケートでは、参加者より多くの「解像度が上がった」との声が寄せられました。具体的には、連携の重要性の認識が深まったという意見や、HRBPの役割の多様性についての再認識がなされました。

  • - 「HRBPほど内容が企業によって異なる職種はないと認識した」
  • - 「様々な観点からの理解が深まった」
  • - 「BP同士のナレッジ共有が必要と感じた」

主な成果と今後の展望


イベントを通じて、HRBPは単なる役割名称ではなく、経営と現場を繋ぐ「関係構築のプロフェッショナル」であるという認識が広まりました。人事図書館では、今後もこうした生の声を循環させる場を不断に創り続けていく予定です。

人事図書館について


「人事図書館」は、2024年4月1日に東京人形町にオープンした、人事関連職が集まるコワーキングとコミュニティの場です。2500冊以上の人事に関する書籍を揃え、700名以上の会員が参加しています。「仲間と学びで、未来を拓く」を掲げて運営されており、今後も人事のプロたちが集う場所として成長を続けます。




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