東京での新たな体験型イベント「アンコンシャス・バイアス ウィーク」
東京都は、性別に捉われずに自分の可能性を広げるためのイベント「アンコンシャス・バイアス ウィーク」を開催します。イベントの舞台は、子どもたちがさまざまな職業体験を通して社会を学ぶことができる「キッザニア東京」です。開催日は10月31日から11月6日までの約一週間。親子で楽しみながら学ぶことができるこの貴重な機会に、多くの方々の参加をお待ちしています。
アンコンシャス・バイアスとは
「アンコンシャス・バイアス」という言葉は、無意識に抱く先入観や思い込みを指します。特に性別による無意識の思い込みは、多くの人が持つものであり、成長することでより顕著になることが調査から分かっています。具体的には、東京都が実施した調査によれば、保護者の約6割、児童と教員の約4割が「性別による仕事の向き・不向きがある」と感じているという結果が出ています。このような思い込みは、年齢を重ねるにつれて強まる傾向があります。
イベントの内容
こども向けワークショップ
今回のイベントにおいては、こどもたち向けのワークショップを実施します。参加対象は3歳から15歳まで。定員は各回6名、約30分のセッションで、アンコンシャス・バイアスについて学び、自身の夢や目標について考える機会を提供します。自身の思いをカードにして宣言するというユニークな体験を通じて、子どもたちは自分自身の未来を自由に描く力を養います。
親子向け投票アンケート
さらに、親子一緒に参加できる投票アンケートも用意されています。こちらは子どもと保護者がともに日常生活の中で感じる思い込みについて意見を共有し、5分程度の簡単な作業で「なるほど!」と思えるような新たな気づきを得ることができます。これらのプログラムは、親子で性別による無意識の思い込みに気づき、話し合う貴重なチャンスです。
キッザニア東京について
キッザニア東京は、子どもたちが自らの未来を切り開くための場所です。3歳から15歳までの子どもが、職業や社会体験を通じてさまざまな業界や職種を学ぶことができます。実社会の約2/3サイズの街並みにあるパビリオンでは、リアルな仕事道具を使って本格的な体験が可能です。ここでの体験が、将来への大きな一歩となることでしょう。
今後の取り組み
東京都では、今後も、「性別に捉われない職業選択」をテーマにした取り組みを強化していきます。特に、9月25日に発行される「読売KODOMOお仕事いろいろ新聞」との連携を通じて、小学生向けに職業に関する多様な情報を提供する予定です。食品やスポーツ業界で活躍する方々へのインタビューを通じて、子どもたちが自分の将来について広い視野で考えるきっかけを提供します。
参加方法
ご参加は無料ですが、キッザニア東京への入場料が必要です。事前の予約や詳細は公式サイトをご確認ください。親子で一緒に、このユニークな体験を通じて「性別に捉われない自由な選択」を考えてみませんか?