沖縄で子どもたちの権利を伝える新講座
2025年10月24日(金)、沖縄県うるま市で開催される「子どもの権利ワークショップ ファシリテーター養成講座」が、認定NPO法人ACEによって初めて行われます。この取り組みは、子どもが自分らしさを尊重しながら、安心して意見を発信できる社会を目指しています。
この講座では、対面形式とオンライン形式を組み合わせて、子どもたちに権利をしっかり伝えられるファシリテーターを育成。さまざまな背景を持つ参加者が教え合い、共に成長する機会を提供します。初回はうるま市の「うるマルシェ」で対面開催される予定で、子どもの権利について興味をお持ちの方々を対象に参加者を募集中です。
ワークショップの目的と背景
ACEでは、子どもたちが自身の権利を知り、自己肯定感を高め、主体的に意見を表明できることを重視しています。そのために2023年に開発した「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」が存在します。これを通じて、沖縄県内の小学校や居場所で実施され、小学校高学年を中心に349名の子どもたちに権利の重要性が伝えられました。
現在、ACEの講座では、より多くの子どもたちに権利を伝えるためのファシリテーターを養成し、活動を拡大していく計画です。このワークショップでは、NVC(非暴力コミュニケーション)の考え方を取り入れており、子どもたちが自己の感情やニーズを理解しやすくする手法を用いています。
養成講座の詳細
この養成講座は、基礎編と実践編に分かれており、全6回のコースが用意されています。修了後はファシリテーターとして認定され、実際に子どもたちへのワークショップを開催することができるようになります。
第1回は10月24日(金)にうるマルシェでオリエンテーションとワークショップ体験を行います。
第2回は11月6日(木)にオンラインで「子どもの権利について」の講義を実施します。
第3回は11月29日(土)に再びオンラインで「ファシリテーターに必要なこと」について学びます。
第4回と第5回は2026年1月から2月にかけて、うるま市内の小学校での実施を予定。参加者はファシリテーターまたはサポーターとしてワークショップを体験します。
最終回の第6回では、オンラインで振り返り会と認定式を行います。
参加者募集中!
この講座は定員20名で、参加費は全て無料です。子どもの権利に興味を持っている方、または地域の子どもたちに権利を伝えたい方にはぜひ参加していただきたいです。申込みはACEのウェブサイトから行うことが出来ます。
申込みフォームはこちら
取材へのご案内
10月24日には、うるマルシェでモデレーターと参加者が交流しながら、実際のワークショップ体験が行われます。この様子や参加者の感想、ACEスタッフの教育への思いなどについて取材を希望される方は、ぜひご連絡ください。
浜の本プロジェクトは、子どもたちのウェルビーイングを向上させるための重要な活動です。共にこの活動に参加し、次世代の権利を守るための取り組みを広げていきましょう。