みらいカレッジ三島キャンパスが新たな挑戦！就労と介護の支援事業をスタート

みらいカレッジ三島キャンパスが新たな支援事業を展開

2025年5月1日、静岡県三島市に位置する「みらいカレッジ三島キャンパス」が新たに生活介護と就労移行支援のサービスを開始します。この取り組みは、一般社団法人未来への架け橋が運営し、特に知的障害や発達障害のある方々の「学び」を支えることを目的にしています。

新しいサポート体制の背景

これまでみらいカレッジ三島キャンパスでは、自立訓練（生活訓練）を通じて生徒たちが自分自身を理解し、自らの力で成長できる環境を整えてきました。生活リズムやコミュニケーションスキルを磨くことで、仲間との交流や学び合いの時間を大切にし、一人ひとりの「生きる力」を育むよう努めています。

この度新たに加わった生活介護と就労移行支援は、特に地域とのつながりを意識したサービスであり、学びの先にある「働くこと」を試みながら、自分自身の成長を促進します。

生活介護の特長

新たに提供される生活介護は、重度の知的障害や自閉症を持つ方々に対して、ABA（応用行動分析）やTEACCH、PECSなどの専門的手法を駆使した支援を行います。個性を尊重しながら安心して過ごせる環境を整え、地域参加や生産活動の機会を提供します。日常生活の質を向上させ、自己成長を促すことを目指しています。

就労移行支援の内容

一方、就労移行支援では、働く意欲がある方々に対し、職場体験や企業見学を通じて「働く」を実現するためのサポートを行います。個々の希望や特性に応じたアプローチで、最適な就職を探す手助けをするのです。この支援は、単に就職をすることだけが目的ではなく、あくまでそれぞれの「働きたい気持ち」を大切にした支援を重視しています。

学びの先にある未来

みらいカレッジが追求するのは、「働くこと」をゴールとせず、「学びを深める」「地域に貢献する」「より豊かな生活を送る」といった多様な目的に応じたサポートです。それぞれの生徒が持つ未来の可能性を引き出し、笑顔あふれる生活を実現するため、今後も幅広く関係機関と連携し、インクルーシブな社会の実現へと向かいます。

管理者の思い

「みらいカレッジ三島キャンパス」の管理者である中村芙美子さんは、利用者の不安を和らげるため、常に笑顔を絶やさない温かい環境づくりを重視しています。地域との交流や多様な体験を通じて、利用者が自らの望む道を見出せるよう支援を行っています。人間関係の中で生まれる悩みや傷つきも、みんなで乗り越え、成長できる場所を提供することを目指しています。