どろんこ会グループが福祉・教育業界初の快挙
「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2026」において、どろんこ会グループ(東京都渋谷区)は福祉・教育業界で初となる「人事/HRの変革部門 最優秀賞」を取得しました。このアワードは、自律的な成長と組織の持続的発展を実現するために、優れた経営視点を持つ企業を評価するものです。
受賞の背景と取り組み
近年、福祉・教育業界では高度な専門性が求められるにもかかわらず、キャリアパスが限られがちで「成長=昇進」という考え方が一般的でした。この状況は、多くの人材が志を持ちながらも自分の成長を感じられず、自己効力感が低下するリスクを孕んでいました。
どろんこ会グループは、これを「個人の資質の問題」と捉えるのではなく、「組織設計の課題」としてアプローチしました。そこで、人事・HRに関する抜本的な改革を行い、その取り組みが評価され、今回の受賞となったのです。
生き生きとした職場環境の重要性
受賞に際し、審査委員会からは、自己理解や対話を基盤とした挑戦や学び、役割拡張が循環する社内の仕組みに高い評価が寄せられました。社外研修や講師登壇を通じて、複線的なキャリアの形成を実現しつつ、教育や保育の質の向上にもつながっています。
具体的な取り組み
どろんこ会グループは「にんげん力。育てます。」という理念のもと、スタッフが自律的に将来を描ける環境を整えています。そのために実施している具体的な取り組みを以下にお示しします。
1.
セルフ・キャリアドック: 入社3〜5年目のスタッフ266名にキャリア研修と面談を行い、自己理解を深めてモチベーションを向上させる。
2.
キャリアデザインアンケート: 全従業員が3年後・10年後のキャリア像や価値観、スキルを可視化し、組織と共有。
3.
しごとチャレンジ!: 他部署や他職種への挑戦機会を提供し、キャリアの幅を広げる。
4.
園長大学®と保育士大学の講師登壇: 現場スタッフ10名が自社運営の保育士養成講座で講師を務める。
5.
社内キャリアコンサルタント育成: スタッフの中からキャリアコンサルタントを育成し、社内でのサポート体制を強化。
6.
階層別研修: 役職ごとに役割理解やチームコミュニケーションの向上を目指した研修を実施。
これらの取り組みが、どのようにして子どもたちの「にんげん力」を育てる基盤になるのか、深く掘り下げて見ていきたいと思います。
組織としての使命感
キャリア相談室の渡邊室長は、福祉・教育業界の「成長=昇進」という限られた概念から脱却し、志を持つ人々が自己の進むべき道を自覚し、選択できるようにする重要性を説きます。今回の受賞は、スタッフの挑戦と成長が社会に認められた証であり、人は生涯にわたり発達できると強調しています。この信念のもとで、組織づくりを進め、教育の質を向上させていく姿勢が明らかです。
最後に
「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2026」は、働く個人の力を最大化し、企業と社会の活力を向上させることを目指す取り組みとして、どろんこ会グループの受賞はその先駆的な示唆を与えてくれるものです。この受賞が、今後の福祉・教育業界における人事改革のモデルとなることを期待しています。