名古屋の音楽シーンを彩る04 Limited SazabysとBLUE ENCOUNTの20周年イベント

2025年3月11日、名古屋のZepp Nagoyaで開催された「04 Limited Sazabys × Zepp Nagoya Happy 20th Anniversary」は、名古屋出身のバンド04 Limited Sazabysが主催する特別なイベントとして多くのファンを魅了しました。これは2005年3月11日の開館から20周年を祝うものであり、音楽ファンにとって忘れられない夜となりました。

Zepp Nagoyaは、2005年に名古屋の音楽シーンに新たな風を吹き込みました。日本全国で展開するZeppの一部として、その名は「ツェッペリン」に由来しており、まるで音楽界における黒船来航のような存在です。今までの20年で、数多くの伝説のライブがここで生まれました。

この特別なイベントでは、04 Limited Sazabysが自身の出身地である名古屋への感謝の念を込めて、サプライズゲストとしてBLUE ENCOUNTを迎えました。最近の04 Limited Sazabysのライブではお馴染みの「MYSTERY TOUR」の要素も取り入れられ、会場の雰囲気を一層盛り上げました。SNSでは、ゲストの予想や憶測が広がり、緊張感と期待感が漂っていました。

開演前のBGMは名古屋出身アーティストの曲が流れ、観客を惹きつけました。04 Limited Sazabysが名古屋を代表するバンドであることを強く感じさせる瞬間です。彼らのアイデンティティの中に「名古屋」を背負う姿勢が見て取れます。

開演の時間が近づくにつれ、会場は期待に包まれ、シークレットゲストの発表を待つ声が賑やかに飛び交います。そんな中、スクリーンに映し出されたのは「MYSTERY TOUR」の文字。しかし、そこに書かれていたのは「MYSTERY TOUR 2020」。これに気づいた瞬間、観客の中にざわめきが広がりました。

2020年3月11日、コロナの影響で中止となったイベントで、実際にはライブが行われるはずだったのがBLUE ENCOUNTであり、その5年越しのリベンジが叶うこととなるのです。BLUE ENCOUNTの「もっと光を」が流れ始めると、感動の瞬間が訪れました。コロナ禍の苦い記憶が蘇る一方で、その日むかえた光景は希望に満ちており、涙を誘うものでした。

04 Limited Sazabysがゼップ名古屋でのライブをソールドアウトさせたのは、名古屋のバンドとしての誇りと情熱の証です。彼らはこの10年間、名古屋の音楽シーンの中心的存在として、自身の音楽を進化させ続けています。特にこの特別な夜、彼らは名古屋の誇りを胸に、これまでの年月を振り返りながら「Squall」でライブをスタートさせました。

セットリストには「Every」や「monolith」などの代表曲が並び、観客を一気に引き込んでいきます。名古屋という土地で長い間育まれてきた絆を感じる瞬間です。しっかりとした音楽を背に、GENの声が響き渡ります。観客は一体となり、様々なエモーションを共有しました。

新たな時代に突入した04 Limited Sazabysが繰り出す音楽は、懐かしさだけではなく、今を生きるリアルな感情を伝えます。その姿に、観客は心からの拍手を送ります。この夜、ライブを通して観客は共に成長し、希望を見出すことができるのです。

さらに、竜巻のようなアクションと共に盛り上がる「mottö」のパフォーマンスは、観客全員を立ち上がらせ、そのエネルギーを一体感で包み込みました。まさに彼らの魅力が爆発する瞬間です。4人が織りなす音楽に、会場全体がひとつになり、感動の渦に巻き込まれていきました。

エンディングに向かって彩られていくセットリストと共に、04 Limited Sazabysは自身のルーツを再確認しつつ、未来に向かって強く歩み続ける姿を示しました。特に、アンコールの1曲目「Buster call」を披露する際、あの日小さなライブハウスで歌っていたその瞬間がフラッシュバックし、多くの観客が感極まりました。あれから10年が経ち、名古屋ライブシーンの成り立ちを感じる瞬間でもありました。

最後は名古屋のライブハウスのアンセム「758」で締めくくられ、ついに20周年を迎えたZepp Nagoyaを盛大に祝いました。「04 Limited Sazabys × Zepp Nagoya Happy 20th Anniversary」は希望と感動に満ちた夜として、決して忘れられない思い出となりました。これからも音楽の力で、新しいハッピーを時代に書き足していくことができるでしょう。