いけばなと電力
2025-10-01 16:29:13

いけばな小原流とUPDATERが手掛ける新しい電力プランとは?

地元の文化と再生可能エネルギーの融合



日本の伝統文化である「いけばな」と再生可能エネルギーが手を組んだ新しいサービス『いけばな繋ぐでんき』が、2025年10月1日にスタートします。このプランは、株式会社UPDATERが提供し、一般財団法人小原流が運営するものです。利用者は、日常生活で使う電気を環境に優しいエネルギーにシフトすることで、CO₂の排出削減に貢献し、伝統文化であるいけばなの未来を守る一助となることを目指します。

いけばなが抱える危機



いけばなは、自然の美しさと共に四季の変化を表現するアートですが、近年、気候変動の影響でその存続が脅かされています。農林水産省によると、温暖化が進む中で農作物や花材の生育に深刻な影響が出ており、特にいけばなに使われる草花もその例外ではありません。これまでの生産地が気候変動に適さなくなり、収穫量が減少することが懸念されています。このままの状況が続けば、いけばなの文化を次の世代に継承することが難しくなるでしょう。

エネルギーの選択で文化を守る



『いけばな繋ぐでんき』は、電気を選ぶことを通じて、多くの人々にいけばなの現状への理解を深め、行動を促す新たな試みです。利用者が再生可能エネルギーを選ぶことで、いけばなに迫る危機について考えるきっかけを提供します。

CO₂排出量0の電力プラン



このプランでは、100%再生可能エネルギー由来の電気を提供します。非化石証書を利用して、エネルギーの環境価値を確保し、CO₂排出量を実質ゼロにすることが可能です。また、いけばな小原流とUPDATERの取り組みを通じて、日本の伝統文化を支えるだけでなく、参加者自身も環境に優しい選択を日常的に行うことができます。

花材を守るプロジェクトへの支援



『いけばな繋ぐでんき』における電気料金の一部は、「いけばな花材を守るプロジェクト」の活動にも活用されます。このプロジェクトでは、減少している花材の使い方を再考し、生産者や職人を支援することに焦点を当てています。花材の生産者との連携を深め、道具や器の職人の支援も行うことで、いけばなの世界をより豊かなものにしていく予定です。

今後の展望



この取り組みを通じて、参加者向けの体験会や花材生産者との交流イベントも計画されています。これにより、いけばなの文化に関心を持つ人々が直接関わる機会が増え、より深い理解と愛情を育むことができるでしょう。

株式会社UPDATER代表 大石英司のメッセージ



「私たちが関心を向けないことで、日本文化が静かに失われつつあることが想像以上に深刻です。いけばなを支えるこの新しい電力プランは、日々の生活を通じて生産者や職人を支え、未来の世代へ文化を繋ぐ手助けとなることを願っています。」

小原流家元の意義深い言葉



小原流五世家元である小原宏貴氏も、「いけばなが直面するさまざまな課題に対して、関心を持っていただき、未来を共に創っていく活動に参加してほしい」と述べています。この文化が崩壊の危機にさらされている今、地域社会全体でいけばなの価値を見つめ直す絶好の機会となるでしょう。

参加方法



『いけばな繋ぐでんき』の申込みは簡単で、事前に電気使用量のお知らせとクレジットカードを用意し、WEBから申し込みをするだけです。この新しい試みに参加して、環境に優しい電力を選ぶことで、日本の伝統文化を未来へとつないでいきましょう。


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