企業のキャリア自律支援を強化する新たな研修プログラムの登場
人的資本経営の新たな支援策として、4designs株式会社は株式会社アドバンテッジリスクマネジメント(ARM)との提携を発表しました。この取り組みによって、2025年11月4日から「プロティアン・キャリア研修」がARMの顧客ネットワークを通じて提供されることになります。両社の協働は、企業が自社の人的資本を最大化し、従業員がキャリアを自律的に形成するための重要な一歩となります。
提携の背景:高まるキャリア自律ニーズとARMの共感
「人生100年時代」と言われる現代において、従来の組織主導のキャリア管理から、個人が主体的にキャリアを形成する「キャリア自律」への関心が急速に高まっています。ARMは、従業員のエンゲージメント向上や組織改善に関連する様々なソリューションを提供しており、最近ではキャリア教育に関する相談が増加していることが顕著です。
このような背景の中、4designsが提唱する「プロティアン・キャリア」に共感いただき、提携へと至りました。「プロティアン」には、「変幻自在」という意味があり、個人のアイデンティティと環境に適応する力を重視した新しいキャリア観が示されています。従業員のエンゲージメントを向上させるこの取り組みは、企業が持続的な成長を目指す上で不可欠な要素であると評価されています。
プロティアン・キャリア研修の特徴および4designsの強み
4designsが提供する「プロティアン・キャリア研修」は、法政大学の田中研之輔教授が提唱する「現代版プロティアン・キャリア」理論に基づいています。この研修は、既に250社以上の上場企業に導入されており、「HRアワード2024」優秀賞を受賞するなど、その信頼性と効果が広く認められています。
設立から5年で、現代版プロティアン・キャリアの導入者数は35万人を超え、その実績も豊富です。本提携によって、4designsはARMの持つ広範な顧客ネットワークを利用し、人的資本経営を目指す企業に対して質の高い研修を提供することが可能になります。
今後の展望
今回の提携は、4designsが今後もARMと協力してキャリア教育の提案を強化し、企業と個人が心理的成功を実現できる社会の構築を支援するきっかけになるでしょう。
ARMと4designsの代表者のコメント
ARMの代表取締役社長 鳥越慎二氏は、「AIや変化の激しい時代において、従業員がキャリアを主体的に形成し、柔軟な対応力を持つことは企業の持続可能な成長に不可欠です」と述べています。
一方、4designsの代表取締役CEO 有山徹氏は、今回の提携を非常に光栄に思っており、「不確実な時代において、個人がキャリアを自律的に形成することは企業の最重要課題です」と強調しています。両社はこれからも多くの企業と個人に寄り添い、成長をサポートし続ける意向を示しています。
この新たな研修プログラムは、企業が今後どのように人材を活かしていくかのヒントを提供するものであり、多くの注目が集まることでしょう。