デジタル変革の新時代を切り拓くCADDiの導入事例
製造業のデジタル化が進む中、CADDi(キャディ株式会社)が米国の自動車部品サプライヤーであるNeaton Auto Products Manufacturing(以下、NAPM)に導入され、大きな効果を上げています。NAPMは、米国オハイオ州を拠点とするTier1自動車部品製造企業で、製品の設計から生産、品質管理まで幅広い分野で活躍しています。ここでは、CADDi導入によって155,000件ものデータを一元化し、エンジニアリングや品質管理の業務効率が大幅に向上した経緯を紹介します。
課題を解決するための背景
NAPMは、過去40年間にわたり蓄積された設計と生産のデータを複数のフォルダや共有ドライブに分散して管理していました。このため、エンジニアたちは必要な情報を取得するのに多くの時間を費やし、高付加価値な業務に集中することができていなかったのです。また、手書きのメモや紙文書の管理も厄介で、情報の所在を特定することが困難でした。
デジタル変革が求められる中、社内の開発部門や調達部門が中央のシステムで一元管理されたデータを活用することが重要な課題となりました。この状況を打破するために、CADDiの導入が決定されたのです。
CADDi導入による効果
CADDiの導入によって、NAPMは14万件以上のデータを一つのプラットフォームに集約しました。これにより、従来の情報収集作業にかかっていた工数が最大で70%削減されたのです。エンジニアはフォルダ探しにかかる時間を削減でき、より重要な設計や検証業務に時間を使うことができるようになりました。
QA管理者のBeth Crose氏は、こうした動きを「必要な情報にすぐアクセスできるようになり、データ活用の壁が取り除かれた」と評価しています。実際にQA関連の情報収集時間は50%短縮され、エンジニアリングと品質管理の効率が向上しました。
利用者数も導入から短期間で30名から85名に増加し、CADDiの活用が社内全体に広がっています。
今後の展望
CADDiの活用が順調に進展している中、NAPMはさらなる導入の拡大を検討しています。特に、見積もりとコスト可視化の向上に力を入れ、過去の部品データを活用して理想的な調達活動を実現しようとしています。データの一元化により、サプライヤーとの対話をより建設的に進める体制を整えることが今後の目標です。
「CADDiの導入によって、チームは本来の業務に集中できるようになり、データ基盤のさらなる整備を進めていく予定です」とNAPMのNaomi Noda氏は語っています。
まとめ
製造業におけるデジタル変革の重要性が増す中で、CADDiの導入はNAPMにとって大きな転機となりました。情報の一元化と業務効率の向上を実現したこの事例は、今後の製造業におけるAI活用の一つの成功モデルとなることでしょう。CADDiが引き続き蓄積したデータを有効活用し、製造業の変革を加速させていくことが期待されます。