八王子芸術祭2023「萩原彦七物語」演劇とトークライブを楽しむ

八王子芸術祭2023

地域の芸術と文化を感じることができる「八王子芸術祭」が2023年も開催されます。今回は特に注目されているのが、明治時代に暗躍した製糸王、萩原彦七をテーマにした演劇公演「桑都にかける橋～明治の製糸王萩原彦七物語」です。この公演は、八王子市中野上町にある「萩原橋」で行われ、歴史あるこの橋の背後にある物語を掘り下げます。

伝説の製糸王、萩原彦七

萩原彦七は明治期において日本の製糸業の発展に大きな影響を与えた人物です。彼が設立した萩原製糸工場は、当時の八王子における重要な産業の一つであり、地域に多くの雇用を生み出しました。この演劇は、そうした歴史を町の人々と共有することを目的としています。演劇の後にはトークライブも予定されており、出演者や演出家、さらには特別ゲストとして著述家の城島徹氏を迎える予定です。

日程と場所

この特別イベントは、2023年11月29日（土曜日）に開催されます。イベントは2部構成となっており、第一部は11:00から、第二部は15:00から行われます。それぞれの部は定員100名で、事前予約が必要です。会場は、八王子市中野上町の「串田文化スタジオ」です。

費用と参加方法

一般の方は前売り券が1,000円、当日券は1,200円、学生は500円（当日700円）での参加が可能です。中学生以下は無料ですが、要チケットとなっておりますのでご注意ください。この機会に彼の物語を通じて、地域の文化に触れながら、観客同士の対話が生まれる貴重な経験を得ることができるでしょう。

出演者のプロフィール

演劇には多彩な才能を持つアーティストたちが参加しています。中でも、萩原彦七役を演じるすぬんさんは、日中ハーフのアイデンティティを生かし、初めての演劇に挑戦しています。また、アーティストや演出家の旭有里惟さんや紅林笑美子さんもそれぞれの視点から積極的に参加し、観客を魅了します。トークライブでは、地元の歴史を紐解き、演劇をより深く理解するための対話が展開されます。