新ツール『メディアプランナー』の登場
株式会社スイッチメディアは、テレビとデジタル広告の予算配分をデータに基づいて支援する新しいツール『メディアプランナー』の提供を開始しました。このツールは、昨年から提供されているクロスメディア分析SaaS「クロスメディアインサイト」の一部機能であり、主にテレビCMとデジタルメディアとの予算配分を支援します。
『メディアプランナー』の具体的な機能
1.
過去実績データの活用
広告主は、自社が過去に行ったキャンペーンのデータを用いて、より現実的かつ精度の高いリーチシミュレーションが可能です。従来の大まかな業界データを元にした解析ではなく、企業ごとの実績データを基にしたアプローチで、個別の商材特性に応じた最適な予算配分が実現します。
2.
リアルタイムシミュレーション
利用者は、実績レポートを閲覧しながら、総予算やメディアごとの予算、ターゲティングの条件を自由に変更し、瞬時にリーチやコストの変化をシミュレーションできます。これにより、特定メディアへの予算増加による他メディアへの影響を、直感的に理解することができ、複雑な調整も容易に行えます。
3.
予測値と実績値の比較
シミュレーションを用いて作成したプランの予測値を、過去の実績値と並べて比較します。どのメディアにどれだけ予算を変更すれば、どの指標がどう変化するのかを具体的に把握できます。この機能により、限られた予算内で最も効果的なメディア構成を選び出し、迅速な意思決定をサポートします。
今後の展開
スイッチメディアは、今後もクロスメディアインサイトの機能を強化し続けていく意向を表明しています。パートナー企業との連携を強化することで、デジタル広告のキャンペーン実績データを増やし、リーチシミュレーションの精度をさらに向上させる予定です。また、将来的には予想したターゲットリーチが売上や来店者数にどのように寄与するのかを分析・可視化する機能の開発も視野に入れています。これにより、広告投資が事業成果へどのように影響を及ぼすかを明確にし、すべての広告主がデータに基づいた最適な投資判断を下せる環境を築くことを目指します。
スイッチメディアについて
株式会社スイッチメディアは、テレビCMの接触データと購買データを統合して分析するSaaSプロダクト「TVAL」や、テレビCMとデジタル広告を一元管理できる「クロスメディアインサイト」を開発・提供しています。これにより、広告主が効率的にメディア予算をアロケーションできるよう、技術開発に力を入れています。
参考リンク
今後もスイッチメディアの展開に注目していきましょう。