若手人材育成を支援するインターンシップイベント
2025年5月21日、東京都渋谷で株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)が主催するインターンシップの説明会が行われました。本イベントは、学生向けのキャリア支援として、多くの大学から参加者を迎え、若手人材育成に寄与することを目的としています。
創業以来、VM研究所の会長である原田武夫氏は、若手の育成に力を入れてきました。その一環として行われた今回のイベントには、東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学などから多数の学生が参加しました。特に、原田氏が自身の経験を語るセッションは、学生たちにとって貴重な学びの場となったようです。
参加者の中から多くの学生がインターンシップに応募し、セレクションが行われた結果、選ばれた学生たちが続々と研究所のオフィスを訪れ、インターン契約を結ぶ運びとなりました。これにより、実際の業務を通じて多くの学生が知識と技能を身に付ける機会を得ることができます。
言語データのベクトル化とAI活用
IISIAは、過去18年間の調査分析レポートをデータベース化し、大規模言語モデル(LLM)を利用したシステムの構築にも注力しています。これにより、知の蓄積をチャットシステムを通じてより多くの人に活用できるようにする取り組みを進めています。
現在、研究所では音声データをAIによりテキスト化し、それを基にした分析業務が行われています。対象データは、これまで販売してきた音声レポートであり、参加学生はこれを読み込むことで最新の知見を習得できるチャンスを得ることができます。実際に文字起こしをする際、AIが生成したデータを検証することで、最新の市場や金融に関する理解を深め、貴重な体験となります。
さらに、学生たちは自身の習熟度に応じて、AIアルゴリズムのコーディングや読書会に参加する機会も得られます。これにより、AI技術に関する深い知識を習得し、実践的なスキルを磨くことが可能となります。加えて、地方での啓発活動にも参加できるチャンスが提供され、全国的な視野を持った人材育成を目指しています。
学生の声
参加した学生の中には、外交官を目指している方やAIに関心を持つ方が多く、この取り組みに大きな期待を寄せています。原田氏の体験談に触れることで、彼らは自身のキャリアプランを考える良いきっかけを得られたようです。ある参加者は「音声データの文字起こしは、私の経験が生かせそうで面白そう」と語っており、実際の業務を通じて成長する機会を楽しみにしています。
今後の展望
IISIAの取り組みは今後も続き、若手人材と実務を通じた価値のある交わりが実現されていくことでしょう。参加者には新たな知識や経験が積まれることで、今後のキャリアにおいて大いに役立つことでしょう。若い人々が既存の枠を越えて挑戦する機会を提供するこのようなイベントは、今後ますます重要なものとなっていくに違いありません。これからも、学生向けのイベントやプログラムが展開されることを期待したいと思います。