高砂香料工業がCoupaを導入し、原材料調達の効率化を実現

高砂香料工業がCoupaを活用した原材料調達の効率化

高砂香料工業株式会社（以下、高砂香料工業）は、このたびCoupa株式会社（以下、Coupa）のクラウド型支出管理プラットフォームを導入し、原材料調達の本稼働を開始しました。これにより、高砂香料工業は調達プロセスの効率化とコスト削減を目指します。

導入の背景

高砂香料工業は、世界28カ国に拠点を持つ香料業界のリーダーです。この企業は、飲料やデザート、菓子、乳製品など用のフレーバーを製造・提供するだけでなく、香水や化粧品、シャンプー、洗剤、芳香剤、入浴剤などにも利用されるフレグランスを展開しています。さらに、医薬品中間体やエレクトロニクス産業向けの機能性材料も取り扱っており、革新的な香りの素材開発で業界をリードしています。

しかし、近年では原材料価格の高騰やサステナビリティの推進が調達業務をより複雑にしています。高砂香料工業では、こうした圧力の中で見積依頼の効率化や標準化を図り、調達コストの削減を目指すために、Coupaのプラットフォームを選択しました。

Coupa採用の理由

高砂香料工業は、複数のプラットフォームを比較検討した結果、Coupaが持つ戦略的ソーシング機能が最も適していると判断しました。QCD（品質、コスト、安定調達）要件を満たしつつ、責任ある調達ポリシーを具現化できることが、採用の決め手となったのです。

本稼働の成果と未来の展望

2024年10月にCoupaのプラットフォームで正式に業務を開始した高砂香料工業は、グローバルな調達で見積依頼を行い、業務の効率化や調達コストの抑制に成功しました。これからは、さらに調達する原材料の規模を広げ、集積されたデータを活用して新たなコスト削減可能性を探るとのことです。また、カーボンフットプリントなど環境側面を考慮したサプライヤー管理にも取り組む計画です。