「The Relay Awards」がやってくる!
2023年、一般社団法人日本シェフ・イン・レジデンス応援協会が新たに設立した表彰制度「The Relay Awards(ザ・リレー・アワード)」が注目を集めています。この取り組みは、日本全国の「シェフ・イン・レジデンス」の活動を支援し、その発展を促すことを目的としています。アワードの授賞式は2025年12月1日、東京都港区のSHIBAURA HOUSEにて行われる予定で、一般への販売は行われませんが、クラウドファンディングを通じての案内枠が用意されるとのこと。
「The Relay Awards」の目的とは
「The Relay」という名称には、食文化のバトンがシェフから別のシェフ、地域から地域へとつながっていく思いが込められています。本アワードは、シェフ・イン・レジデンスの活動が持つ持続可能性や地域との融合を評価し、広く公表することで日本全国での展開を促進しようとしています。
表彰対象となるのは、キッチン・レジデンスを運営する団体や個人で、運営が持続的に行われ、地元住民と観光客の両方に開かれた環境を整えていることが求められます。そして、シェフと地域が自然に交流できる仕組みが媒介となり、この活動が地域にどのような影響を与えているかが審査基準とされます。
アワードの評価基準
アワードの選考にあたっては、以下の3つの条件が評価されます:
1.
継続性: シェフが次々に訪れることで、地域に活気と刺激をもたらす持続可能な環境が整っている。
2.
開放性: 地元住民と観光客、双方が気軽に訪れられるデザインが施されている。
3.
融合性: シェフと地域が交流しやすくなるための施策や仕組みが確立されていること。
このような基準を満たしたキッチン・レジデンスに対し、協会はその努力を認め、表彰していくというわけです。
スケジュールと参加方法
アワードにエントリーするための一般募集は2025年9月に開始され、エントリーの締切は同年10月となります。また、一次審査および二次審査を経て、最終的な受賞者が決定されます。アワード当日は、挨拶や趣旨説明、受賞者の発表に加え、参加者同士の交流を深めるトークセッションや交流イベントも計画されています。
代表理事の意気込み
日本シェフ・イン・レジデンス応援協会の代表理事、日髙誠人氏は、「シェフ・イン・レジデンスは料理人と地域が共に発展する素晴らしい仕組みであり、このアワードによって社会全体にその魅力を伝えたい」と語っています。食文化の未来を担うシェフたちの取り組みが、地域にどのような影響を及ぼすか、期待が寄せられます。
今後の展望
「The Relay Awards」は、シェフと地域の交流を深め、新たな食文化を生み出す第一歩となることを目指しています。今後、この取り組みが日本各地でどのように広がり、持続可能な社会を築いていくのか、目が離せません。今後の活動やニュースは、協会の公式ウェブサイトで随時更新される予定ですので、ぜひ注目してみてください。