2024年下期 エスティ 物流マーケットレポートのご紹介
株式会社estieと株式会社シーアールイーが共同で発行する「2024年下期 エスティ 物流マーケットレポート 首都圏・近畿・東海の動向」が、2025年3月26日に提供されることが決定しました。このレポートは、賃貸物流不動産データ分析基盤「estie 物流リサーチ」を活用し、首都圏、近畿、東海の三大エリアにおける物流不動産市場の最新動向を網羅しています。
レポートの目的と背景
iestieは、物流不動産領域に特化したデータ分析サービスを展開する企業で、CREは約60年の長い歴史を持つ物流不動産のリーディングカンパニーです。両者の業務提携により、物流不動産マーケットの現状をより詳しく把握できる資料が提供されることとなります。実際、このレポートは前回の内容からエリアの幅を広げた形で、近畿と東海エリアを新たに対象としている点が特徴です。
レポートの内容
レポートは全2章で構成されています。
- - 第1章では、各エリアの稼働面積や募集面積の動向、空室率と募集賃料の推移を詳細に解析しています。このデータをもとに、各地域の市場の全体像を把握することができます。
- - 第2章では、重回帰分析を用いて、物件スペックを除外した上で、各エリアの募集賃料の実力値をさらに考察しています。創意工夫が見えるこの内容は、CREの専門知識とestieのデータ分析力が融合した結果と言えます。
各エリアの現状
1.
首都圏エリア:
- 需給バランスが安定しており、空室率は横ばいを維持。
- 募集賃料は若干の上昇を見せています。
2.
近畿エリア:
- 2024年第3四半期に空室率がわずかに増加するものの、5%未満を維持。
- 募集賃料は徐々に増加しつつ、4,000円台後半で推移しています。
3.
東海エリア:
- 2023年第3四半期に空室率が急増したが、2024年第3四半期からは連続的に減少。
- 募集賃料はほぼ横ばいで安定しています。
この構成により、レポートは各エリアの立地選定や投資判断に必要な情報を的確に提供しています。
最後に
iestieとCREの共同研究成果であるこのレポートは、興味深いデータと洞察が詰まった内容となっています。データ分析を通じて不動産業界がどう進化し続けるのかが見えるこのレポートは、業界の関係者にとって大いに役立つ資料となるでしょう。さらに、需要の高まりを反映した今後の賃料動向や市場予測についても言及することで、将来の展望も広がります。興味のある方は、ぜひレポートのダウンロードをお勧めします。