バタフライフォレスト
2026-01-27 11:24:48

チョウを守る新たな試み!バタフライフォレストが栃木に誕生

日本初のチョウの森づくり、バタフライフォレストの取り組み



青葉組株式会社(東京・千代田区)は、卓球用品メーカーのバタフライ(株式会社タマス)とタッグを組み、「自然資本共創プログラム aoba」の一環として、栃木県足利市で「バタフライフォレスト」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、日本で初めて全ての林業工程においてチョウの保護と生息環境の再生を組み込む試みです。

背景:今なぜチョウの森づくりが必要なのか



日本には約240種のチョウが生息していますが、そのうち約25%が環境省のレッドリストに掲載されています。環境の変化により彼らの生息数は急激に減少しており、チョウがいなくなることで特定の植物の絶滅リスクが高まるとされています。この事態は、農作物の不作や自然災害への脆弱性にも影響を与えるため、早急な対策が求められています。

伝統的な林業では経済性が優先されるため、多くの場合、生物種の生息環境に配慮した設計が行われていませんでした。青葉組はこうした課題に対し、自らの歩みを進め、林業全体を通じて自然資本を「保つ」のではなく「再生する」方法を模索しています。

プロジェクト誕生の背景



青葉組はこれまで、企業との連携を通じて自然資本の再生に努めてきました。その中で、バタフライの「生物多様性に配慮した森づくりを行いたい」という要望に応え、このプロジェクトが始まりました。バタフライは、「選手を花にたとえるならば私たちはその花に仕える蝶でありたい」という理念のもと、70年以上にわたり卓球用品の製造を行っています。この理念が青葉組の活動と合致し、プロジェクト実行の体制が整いました。

現地で見つかった自然の宝



調査を行った結果、足利市の森林には希少な樹種である「フモトミズナラ」が自生していることが確認されました。この樹種は、アカシジミやミドリシジミといった希少なチョウにとって重要な食草であり、本プロジェクトではこれらの樹木を伐採せず、保全対象としています。「バタフライフォレスト」と名付けた約1ヘクタールの区域で、チョウのための森づくりを進めていく予定です。

プロジェクトの具体的な内容



プロジェクトは、伐採前から伐採時、そして植林後に至るまで、チョウの保全が考慮されています。具体的には、以下のステップで進行します:

1. 伐採前:チョウの生息状況や植生の調査を行い、チョウの保全に配慮した作業道を設計します。
2. 伐採時:希少な植生に配慮した伐採を行います。
3. 伐採後・植林:チョウの食草となる樹種の植林に加え、新たに草地を作り、チョウにとっての生息環境を継続的に整備します。

本プロジェクトの特異性



この取り組みは、日本国内で民間企業が行う商業林業の中で、チョウの保護と再生を全工程に組み込んでいる点で画期的です。今までの林業における生物多様性への配慮は、一部分に限られていたため、より全体的な視点での整備が求められています。今回の取り組みはそのモデルとして大いに期待されています。

持続可能な林業への道



バタフライとの連携により、木材生産だけでなく、自然資本の再生や企業価値の向上を同時に実現することを目指しています。プロジェクトの中で伐採された木材は、将来の商品開発にも利用される予定で、国産材への関心を高める機会となります。

今後の展望



チョウの生息確認や植生調査を引き続き行い、2026年には伐採を開始、春には植林イベントの実施を予定しています。青葉組やバタフライは、持続可能な林業を通じて地域社会や環境に寄与することを誓っています。

結びに



青葉組株式会社は、自然資本を「資本」として捉え、その育成を通じて持続可能な社会の実現へと向けて進んでいくというビジョンを掲げております。この新しいプロジェクトが、持続可能な未来の一端を担うことが期待されます。


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