AI移行の実践記
2026-02-05 09:26:45

オーエムネットワークが生成AIをGoogle Geminiに移行した理由と実践記

オーエムネットワークが生成AIをGoogle Geminiに移行した理由と実践記



オーエムネットワーク株式会社は、2026年2月1日から社内公式の生成AIツールをOpenAI社のChatGPTからGoogle社のGeminiへ移行しました。この決断には多くの背景がありましたので、今回はその経緯と実践記録を詳しくお伝えします。Google Workspaceを利用している企業にとって、ぜひ参考にしてほしい内容です。

ChatGPTからGeminiへの道のり



オーエムネットワークは2024年頃から一部のメンバーが生成AIを導入し始め、2025年7月には「Re:Work.AI」プロジェクトを立ち上げ、全社的にChatGPTを導入しました。この時期、文書作成やアイデア創出などあらゆる業務での活用が期待されました。

しかし、社内のインフラはGoogle Workspaceに基づいており、日常業務の多くがGoogleのツールに依存していました。そのため、Googleの生成AI「Gemini」も選択肢にはありましたが、当初の性能や機能はChatGPTに劣っていました。

しかし、2025年11月に登場したGemini 3は、大幅に改善され、特に推論能力や日本語の処理、マルチモーダル対応が顕著に向上しました。これにより、Geminiの一般利用がChatGPTと同等に達したと判断し、社内検証を経て移行が決定されました。

二重契約の解消とそのメリット



以前は、Google Workspaceを使用しつつChatGPTを別途契約していたため、運用管理が煩雑でした。この「二重契約」を解消することが、Geminiへの移行の大きなメリットでした。

契約や請求の管理が一元化されることにより、管理部門の負担が軽減され、社員も慣れ親しんだGoogleの環境内でAIを利用できるようになりました。移行後のコストは従来の約75%の削減に成功しました。また、今回の移行にあたってGoogle Workspaceのプランをアップグレードすることで、Geminiの機能をフルに活かせる環境が整いました。

移行に際しての課題とその対応



スムーズに見える移行の背後には、実際に遭遇した多くの課題もあります。特に、業務フローや社員の働き方への影響が大きいため、移行への不安を抱える社員も多くいました。このため、全社方針を明確にし、変化の必要性を訴えることが重要でした。

また、ChatGPTに蓄積された会話履歴の引き継ぎが大きな課題でもありました。この問題には、過去の会話を要約しGeminiに転記する方法を取りました。このアプローチは簡潔ではありましたが、実務には十分機能しました。

さらに、ChatGPTとGeminiの機能の違いを洗い出し、カスタムAI機能の移管作業も行いました。この一連の作業は社内のAIチームが主導し、問題なく移行が進みました。

これからのGoogle Workspaceとの連携



業務において必要な生成AIツールは、Google Workspaceを使用している企業にはGeminiが最適であるとの結論に至りました。今後はこのツールを活かし、さらなる自動化やデータ分析の推進を目指していきます。

また、社内のナレッジを集約・活用する基盤を整え、組織全体の生産性向上に努める所存です。3ヶ月間の実証を経て、一般的な業務利用ではGeminiが有効であると確信しました。

今回の移行が他企業にとっても参考になれば嬉しいです。さらに、業務内容により最適なツールを選ぶことが重要ですので、柔軟な体制を維持しながら、常に最適な選択を続けていきます。


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