港区の子どもたちに届いた福島県塙町の新米コシヒカリ
港区と福島県塙町のつながりが、新しい形の交流を生み出しています。令和4年度に両者は「間伐材を始めとした国産材の活用促進に関する協定」を結び、地球温暖化対策に向けた取り組みを進めてきました。その成果の一環として、このたび、塙町から300kgの新米「コシヒカリ」が港区の子どもたちに寄贈されました。
塙町産の「コシヒカリ」は、全国的に評価が高いお米で、そのおいしさや品質の高さが広く知られています。寄贈されたお米は区内の子ども食堂で調理され、炊き立てのご飯として子どもたちに提供されました。子どもたちはそのお米を頬張り、「ふっくらしていておいしい!」との歓声を上げ、笑顔で食卓を彩りました。
福島県塙町との絆
港区と塙町は、木材の利用促進を通じて築いた絆を大切にしています。木工ワークショップの開催や、区内建築物に国産木材を活用する「みなとモデル制度」を展開することで、物理的なつながりだけでなく、地域間の絆も深まっています。これらの取り組みは、地球温暖化対策としても重要な意味を持ち、未来を見据えた活動です。
寄贈の実施にあたり、清家 愛 港区長と塙町の金田 一徳 農林推進課長が感謝状を持って記念写真を撮影するなど、両者のコラボレーションが一層強調されました。清家区長は、子どもたちの炊き立てのご飯を目の前にし、感想を求めると、子どもたちからは嬉しそうな返答が返ってきました。
地域の未来を考える取り組み
このような交流は、地元の食材の素晴らしさを再認識させるだけでなく、子どもたちに地域の食文化を楽しんでもらう機会を提供します。さらに、福島県の農業支援や、地域振興にもつながるため、双方にとって利益となる仕組みです。
今後も港区と塙町は、木材活用や地域の活性化に向けた取り組みを続け、地球環境に配慮した活動を推進していきます。寄贈されたお米の詳細については、港区の公式ホームページで確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
このように、食を通じた地域間の交流が、子どもたちの笑顔を生み出し、地域の未来をともに考えるきっかけとなっていることを、多くの人に知っていただきたいです。