新たなアートプロジェクト『かんのと』の開催概要
2025年3月30日、神戸市西区の西神中央ホールで、アートプロジェクト『かんのと〜海山ひらけた先に踊るみこと〜』が開催されます。このプロジェクトは、地域の人々とアーティストが共に創作を行うことを目的とし、ダンスの大宮大奨と現代アーティストの立石従寛が中心となって挑むものです。
プロジェクトの意義
『かんのと』は、「神戸」の文字を二分し、「神の戸」という意味を込めた名称です。新たな開かれた場を創出し、地域文化を再発見する目的があります。西神中央ホールとAiRK(Artist in Residence KOBE)が連携し、地域住民と共に新しいアートとコミュニティを築くことに期待が寄せられています。
大宮大奨と立石従寛が描く創造の姿
大宮大奨は長野県松本市から活動拠点を移し、自然との関係性を重視した作品を次々に発表します。彼のダンスは、身体の感覚を通して自然や土地の魅力を引き出し、市民との交流を重視して作られています。彼は共同創作の場を設け、多くの人々に出会えることを楽しみにしていると語ります。
一方、立石従寛は米シカゴ出身の現代アーティストで、自然と人工物、現実と虚構の境界を問い直す作品を創作しています。彼は、開拓された場所の重要性に気づき、言葉や身体を通じて新しい視点を提供することを目指しています。
環境への配慮を重視した舞台美術
このプロジェクトでは、神戸市内の企業から協力を得て、地域の廃材を使用した舞台美術が制作される予定です。これにより、神戸の自然や都市からインスパイアされたパフォーマンスが実現し、地元文化へのリスペクトを示します。
参加型ワークショップ
公演の前日には、関連イベントとしてトークショーやワークショップが開催されます。特に大宮大奨による身体ワークショップでは、参加者が自身の身体と物質についての新たな理解を深められる機会が提供されます。これらのイベントは、地域住民がアートに積極的に関わり、共に創作活動に参加する機会を創出します。
チケット情報
『かんのと』の入場料は1,000円(税込)で、チケットは西神中央ホールのオンラインサイトや電話、窓口でご購入可能です。公演が近づくにつれ、参加者の期待も高まっている本プロジェクトへの参加をどうぞお見逃しなく!
結語
この『かんのと』は、地域住民とアーティストのコラボレーションを通じて、新しい文化の創造を目指しています。アートと住民の関係を再構築することは、地域の未来に向けた大きな一歩です。ぜひ、多くの方々にこの機会をお楽しみいただき、新しい西神ニュータウンの姿を共に体験していただければと思います。