新たな地酒、八王子発の挑戦!
八王子の日本酒醸造所「東京八王子酒造」では、2026年に設立100周年を迎える「学校法人矢野学園八王子実践」と共に、特別なプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、生徒が直接参加し酒米を育て、最終的にはその米でオリジナルの日本酒を製作するものです。地域を知り、農業に参加し、その成果を形にすることで、生徒たちの食育にもつながることを目的としています。
体験プログラムの内容
プロジェクトは約1年間にわたる長期プログラムで、八王子実践の生徒たちが農業体験として田植えや稲刈りを行います。具体的には、2025年の6月10日には田植えを実施し、9月17日には稲刈りが予定されています。これらの体験を通じて、地元の農家との交流も行い、実際の農業の現状を学ぶ「フィールドワーク」も実施します。
農家さんからは、八王子高月町エリアの気候や地形の特徴、田植えや稲刈りの技術などをレクチャーしていただき、農業に触れる貴重な機会としています。生徒たちは、農業の過程や日本酒造りについての理解を深めるため、インタビューや講義も行います。
知識を深めるフィールドワーク
お米作り
フィールドワークでは、農家さんにお米作りの工程や種類について説明を受け、「食用米」と「酒米」の違いについて学びます。お米がどのように育ち、収穫されるのか、そのプロセスを具体的に体験します。
農業課題に迫る
また、農業課題に関するセッションでは、お米の消費量や生産量、農業の担い手不足について討論し、実際の農家の方々からの声を聞くことで、より深い理解を目指します。
日本酒造りのプロセス
収穫後は、東京八王子酒造で実際に酒米を使って日本酒の製造工程を体験します。ここでは、地域との関係性や酒米がどのように日本酒に変わるのかを学ぶことができるため、より実践的な知識を身に付けることができます。
東京八王子酒造の特徴
この新しい醸造所は、東京で令和初、十番目の日本酒醸造所として誕生しました。都心からもアクセスが良く、コンパクトながらも充実した設備を備えています。また、少量生産を行うマイクロブルワリーとして、常にフレッシュで価値のある酒造りを実現しているのが特徴です。「酒造りは農業の延長線上にある」という理念を持ち、地域の人たちと協力して新しい酒米を育て、独自の酒造りに挑戦しています。
100周年へ向けて
八王子実践との連携を通じて、地域の食文化や酒文化を盛り上げるだけでなく、次世代を担う生徒たちの成長にもつながる本プロジェクトは、都市農業の可能性を広げる新たな試みです。日本酒が好きな方、地域に興味がある方、ぜひこの機会にプロジェクトに参加し、八王子の未来を共に育てていきましょう。
詳細や最新情報は、
東京八王子酒造の公式ウェブサイトをチェックしてください。