東京建物がGRESBリアルエステイト評価で9年連続最高評価
東京建物株式会社は、2025年に実施される「GRESBリアルエステイト評価」において、9年続けて最高評価である「5スター」を獲得したことを発表しました。これは、日本国内での不動産開発において、持続可能性や環境への配慮を示す重要な指標として注目されています。
GRESBとは何か?
GRESB(Global Real Estate Sustainability Benchmark)は、不動産企業やファンドがその環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みを評価するためのベンチマークです。2009年に設立され、現在では世界中の各種資産運用機関がこの評価を採用し、投資判断に役立てています。日本でも、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など、多くの機関がGRESBの評価を参考にしているのです。
東京建物のサステナビリティへの取り組み
東京建物は2013年から毎年GRESBに参加し、持続可能な開発を目指しています。同社は、2030年をターゲットにした長期ビジョン「次世代デベロッパーへ」を掲げており、企業の成長と社会課題の解決を両立させることを重要な使命として認識しています。特に、気候変動に対する取り組みを強化し、脱炭素社会の実現を目指す姿勢が評価されています。
具体的には、2030年度までに温室効果ガスの排出を大幅に削減する目標を設定。Scope1・2の排出を2019年度比で46.2%削減、Scope3についても40%の削減を目指しています。また、2050年度までには全てのスコープにおいてネットゼロを達成することを目的とし、持続可能な建築の推進や再生可能エネルギーの導入、グリーンビルディングの認証取得などに注力しています。
未来に向けたビジョン
東京建物は、持続可能な社会実現に向けた取り組みを加速する一方で、その実績が評価され、今回のGRESBでの受賞結果が9年連続であることは、同社の真摯な努力の証です。持続可能性への意識が高まる中、企業がどのように社会に貢献し、責任を果たすかが求められています。
このように、東京建物は未来志向の開発を行い、環境負荷の軽減や地域貢献に努めています。今後も東京建物の取り組みに注目です。
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