AI活用とデータ整備
2026-06-10 13:32:23
AI活用のためのデータガバナンス支援に関する新たな取り組み
AI活用のデータガバナンスを強化するためのEYSCの取り組み
最近、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)が味の素株式会社のデータマネジメント及びAIガバナンスの整備を支援しました。この取り組みは、2026年の初頭から行われ、AIの活用が進む中でのデータの取り扱いや判断基準を明確にすることを目的としています。特に、非構造化データを含む多様なデータの利用基準を具体化し、AIを最大限に活かすための"AI-Ready"な基盤を整備しました。
AI活用の重要性
AI技術の普及は企業において業務効率を飛躍的に向上させるだけでなく、意思決定や業務改革の支柱としても機能しています。しかし、AIそのものが普及するにつれ、それによる成果を得るためには自社データの整備と管理が極めて重要になってきます。データの品質やアクセス権の管理、さらには非構造化データの扱いについての指針が複雑になり、企業はこの課題に頭を悩ませています。味の素社でもこの課題に対処するため、2025年から具体的な運用面での整理と高度化に取り組んできました。
EYSCによる具体的な支援内容
EYSCは、実際の業務におけるAI利用を踏まえ、それぞれの利用シーンに応じたデータの取り扱いや判断基準を具体的に定めました。特に、現場で頻繁に判断に迷う状況を考慮し、誰がどうアプローチすべきかを明確に示すルールと手引書を作成しました。また、非構造化データを含む豊富なデータを円滑に活用できるように、データの品質、利用範囲、権限に関する考え方を見直し、これに基づいた"AI-Ready"な管理方法を整備しました。
成果と継続的な改善の見込まれる取り組み
この取り組みにより、味の素社はAI利用に際するデータ取り扱いの判断基準を明確化しました。これにより、案件ごとに個別に判断していた運用が標準化され、AI導入時の確認作業が効率化されることが期待されています。また、現場での判断におけるバラツキを縮小することが見込まれます。作成されたルールや手引書は、AI技術の進化と共に見直されることを前提としており、継続的な運用改善へとつながることでしょう。
EYSCの今後の展望
EYSCはこれからも、企業が実践に基づいたデータマネジメントとAIガバナンスを整備する過程をサポートし、AI活用の普及とその持続的な高度化に寄与していく方針です。EYのリスク・コンサルティングパートナーである川勝健司が述べたように、「AIの導入だけでなく、目的に応じてデータを見極め、使い方の判断基準を明確にすることが重要です」との言葉通り、今後の取り組みにも大きな期待が寄せられています。
このように、EYSCと味の素社の新しい挑戦は、データの取り扱いとAIの融合を図る重要な一歩であり、AIを活用した未来のビジネスを支える基盤を築くために必要な取り組みと言えるでしょう。