札幌都心部で再開発事業が始動、魅力ある新しい拠点の形成へ

札幌都心部での新たな試み

平和不動産株式会社が進める『大通西４南地区第一種市街地再開発事業』の新築工事が2025年10月1日にスタートします。この大規模再開発は、札幌市の魅力をさらに引き立てるための重要なプロジェクトです。

プロジェクト概要

本事業は、約5,030㎡の敷地に、延床面積約99,800㎡、地上36階地下3階のビルを建設するものです。設計には大成建設、三菱地所設計が関わっており、デザイン監修は著名な建築家の隈研吾氏が担当します。また、耐震性を考慮し、免震構造を取り入れています。

様々な機能が集約

この複合ビルは、商業・業務・宿泊機能が充実しており、国際水準のラグジュアリーホテル、飲食店舗、オフィススペースなどが設けられる予定です。特に、ハイアットの高級ホテル『パークハイアット札幌』が計画されており、自然を感じながらゆったりとした時間を提供する空間となります。

ラグジュアリーホテルは、都市の喧騒を離れたお洒落で静かな環境を持ち、お客様が自宅のようにリラックスできる空間が期待されます。

環境配慮と防災機能

このプロジェクトでは、持続可能な開発目標（SDGs）に配慮した設計も特徴的です。札幌都心初のエネルギーセンターが整備され、地域の冷暖房システムも充実します。これにより、環境負荷を低減するだけでなく、災害時における防災機能も強化される予定です。

大通公園との共生

大通公園に隣接するこの新しい拠点は、みどりをつなぐアトリウムやテラスが設けられ、市民や観光客が集まる交流の空間となることでしょう。地下広場の拡充により、訪れる人々がくつろぐことができる新たな場が提供されます。

スケジュールと期待

今後のスケジュールとしては、2024年度に市街地再開発組合を設立し、2029年8月には竣工を迎える予定です。これにより、札幌都市部の新たな魅力が誕生し、訪れる人々に新しい体験を提供することになるでしょう。

この再開発事業は、平和不動産の「人々を惹きつける場づくり」に向けた取り組みの一環であり、地域の経済活性化にも貢献すると期待されています。新しい札幌の姿が楽しみです。