上海で新たなガラスデザインの可能性を追求
2026年8月6日、積水化学工業株式会社が中国の上海にデザインセンターを設立しました。この新たな拠点は、現地法人の積水中間膜(蘇州)有限公司が運営し、合わせガラス用の中間膜技術を駆使したユニークなデザインを提供することを目指しています。このセンターは中国市場における新しいユーザー体験を構築する場となります。
自動車デザインへのニーズの高まり
現在、中国の自動車市場は急速に変化しており、電動化やスマート化のトレンドが進んでいます。この現状において、自動車メーカーは単に性能を追求するだけでなく、ユーザー体験やデザイン性にも重きを置くようになっています。特に、CMFデザイン(Color, Material, Finish)はブランドの価値や商品差別化において重要な要素とされており、多くの企業がこの分野での技術を求めています。
積水化学のデザインセンターは、中国を代表するCMFデザインコンサルティング企業、TECHICとの協業で得た最新のデザイントレンドを取り入れ、ガラスをただの機能部材ではなく、デザイン要素として生かす提案を強化していく考えです。
デザインセンターが提供するサービス
このデザインセンターでは、展示や提案にとどまらず、自動車メーカーとの共創を前提としたデザインシミュレーションやサンプル制作を通して開発支援を行います。特に、ルーフガラスやサイドガラス、ディスプレイ関連のガラスにおいては、ユーザーのニーズに応じたデザインが求められています。透明性を生かしたデザインや、カラー中間膜を利用した多彩な色彩表現、光の反射や透過を活用した演出などによって、ガラスの新たな可能性を引き出します。
さらに、積水中間膜蘇州は、コンセプトの立案から試作品の評価まで、全ての過程にわたって一貫した支援を提供。これにより、お客様の開発期間の短縮や商品競争力の向上を実現することが期待されています。
今後の展開と地域戦略
デザインセンターは、2026年秋にかけて、積水化学のモビリティ関連製品の展示を拡大する計画です。自動車メーカーやサプライヤー、メディア関係者向けに、次世代モビリティに対応した材料や快適性向上、サステナビリティ関連技術に関する展示を提供し、技術交流と共創の場としてさらなる発展を目指します。また、積水化学は日本、欧州、米国にもそれぞれ研究センターを設立しており、世界中で高機能なデザイン性向上に取り組んでいます。
最後に
積水化学のデザインセンターは、進化し続ける中国のモビリティ市場において、次世代の車両デザインを先導し、ユーザーに新しい体験を提供することを目指しています。自動車におけるデザイン性の重要性が高まる中、ガラス desiの革新に期待が寄せられることでしょう。