新卒採用の課題解決へ、ツナググループとEDGEが業務提携を発表

新卒採用の新時代へ、ツナググループとEDGEの提携

企業の新卒採用活動において、選考辞退や内定辞退が深刻な問題となっている中、株式会社ツナググループ・ホールディングスとEDGE株式会社が業務提携を締結しました。この提携の狙いは、企業の採用活動をスムーズに進めるための支援を強化し、学生との信頼関係を築くことにあります。

変化する新卒市場

文部科学省の調査によれば、日本の大学進学率は増加を続けていますが、少子化の影響で学生数は2030年まで横ばいが続く見込みです。この状況下、2025年卒業予定の学生に対する採用計画を立てる企業の約50%が、適切に人材を確保することが困難であると感じています。これはすなわち、売り手市場の顕在化を示しており、内定者の選考辞退率も上昇しています。

また、内定獲得前から複数の内定を保持する学生も増加し、企業にとっては内定者フォローがますます重要になっているのです。ここにおいて、両社の提携は大きな意味を持つと言えるでしょう。

適切なサポートの必要性

採用現場においては、インターンシップや選考を通じた接点が増えていますが、内定者フォローが不足し、学生に不安を抱かせる「内定ブルー」が生じる可能性もあります。こうした状況に対処するためには、適切なフォローアップが欠かせません。

EDGEが提供する「エアリーフレッシャーズクラウド」は、内定者や新入社員の定着を促進するための支援が特徴です。このクラウドサービスは、情報発信だけでなく、エンゲージメントの見える化や個別フォローを可能にします。したがって、企業と学生との間に信頼関係が構築しやすくなります。

合同の力

ツナググループは、2030年を見据えた労働需給のギャップ解消を目指し、採用コンサルティングを行ってきました。その背景には、高度な支援が求められる市場の変化があります。この業務提携により、選考辞退や内定辞退に関する悩みを解消し、学生へのフォローを強化することが期待されています。

具体的には、ツナググループの採用活動におけるデータドリブンなアプローチとEDGEのクラウドサービスの機能を組み合わせることで、より効果的なサポートを提供していく予定です。双方の強みを活かしたこの提携は、企業にとって不可欠なものであり、今後の進展が期待されています。