岡山大学の国際化
2025-11-13 01:12:29

岡山大学が多文化共修セミナーを開催、国際化推進の一環に注目

岡山大学が多文化共修セミナーを実施



2025年11月4日、岡山大学は「多文化共修キャンパス形成支援事業」に基づく特別セミナーを開催しました。当日は約100名の教職員が参加し、東北大学の末松和子副理事を講師に迎え、多文化共修の取り組みについて学びました。

セミナーの概要



セミナーでは、まず岡山大学の菅誠治理事(教学担当)・上席副学長が開会のあいさつを行いました。開会の後、末松副理事は「国際共修の重要性」や「多文化共修とは何か」という基本的な問いに対して解説。その中で、国際的な視点から教育をどう展開していくかの重要性を強調しました。

末松氏は、東北大学におけるカリキュラムの国際化の進展や、多文化共修事業での具体的な取り組みを紹介し、特に「国際共修ルーブリック」の開発プロセスやその活用法についても触れました。ルーブリックとは、教育の成果を評価するための基準のことですが、今回のセミナーでは、自己成長や関係構築、協働、課題解決の4つの大項目に基づく多文化共修科目の評価方法が示されました。これらの項目は、非常にわかりやすく、また理解しやすい言葉で細分化され、参加者にとっても新たな視点を提供しました。

参加者からの質問



質疑応答の時間には、多文化共修を阻む大きな障壁についての質問があがりました。特に言語の壁、つまり外国語能力の重要性が議論され、末松氏は「TOEICのようなテストで言語能力を測ることは一つの手段だが、重要なのは学びの深さにある」と答えました。この問いに対する答えは、多文化共修の意義と難しさを改めて認識させてくれるものでした。

岡山大学の今後の取り組み



岡山大学は、今回のセミナーを通じてさらなる国際化を推進する方針を明らかにしました。多文化共修事業は、ただの教育プログラムに留まらず、学生たちの国際的な感覚を促進し、より多様性のある社会を構築するための重要なステップです。

今後も地域の中核となる研究大学として、岡山大学の多文化共修に関する取り組みにご期待ください。


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