岡山大学セミナー
2025-01-04 18:29:25

岡山大学が開催するオンラインセミナー「移動の人類学」とは?

岡山大学が取り組むグローバルな視点の研究セミナー



岡山大学の文明動態学研究所(RIDC)は2025年1月15日(水)にオンラインで第40回RIDCマンスリー研究セミナーを開催します。今回のテーマは「移動の人類学-エチオピア人出稼ぎ女性の経験から-」。これにより、エチオピアにおける出稼ぎ女性の実態や彼女たちの移動が家族や地域社会に与える影響について深く探ります。

エチオピアの出稼ぎ女性の現状



エチオピアは、過去数年間で多くの女性が中東諸国へ出稼ぎに出るという現象が見られます。特に、エチオピア南西部の農村地域では、2008年以降そのトレンドが急速に広がりました。女性たちは、家庭の経済的な支えを求めて、陸路や海路で家を離れ、異国での生活を強いられています。このような背景を持つ女性たちの経験は、さまざまな社会的・文化的変化を引き起こしています。

オンラインセミナーの内容



このセミナーでは、岡山大学の松村圭一郎准教授がスピーカーとして登壇し、1998年から続けてきた現地調査の成果を基に、移動した女性たちの生活や地域との関わりについて報告します。松村准教授は、スーダンを経由しリビアからヨーロッパに渡る女性たちの実際の体験をもとに、さまざまな観点から移動の社会学的な意義について考察します。

参加方法



このセミナーは特に特定の参加者に限定せず、興味のある方であればどなたでも参加が可能です。また、参加費は無料で、事前に申し込みを行うことで、セミナー当日に参加するためのZoomリンクが送付されます。申し込みの締め切りは2025年1月14日(火)12:00までとなっており、定員も設けられていますので、早めの申し込みをお勧めします。

セミナーの重要性



このようなセミナーを通じて、岡山大学は地域に根ざした研究活動を強化し、グローバルな視点から人類学や社会学の理解を深めることを目指しています。移動の背景には、経済的な理由だけでなく、文化や社会的な要因も存在し、それらを探ることは、我々が現代社会を理解するために必要不可欠です。エチオピアの事例を通じて、出稼ぎとその先にある生活、そして家族との関係の変化を知ることで、日本や他国における移動の意味についても考えさせられることでしょう。

結論



岡山大学の第40回RIDCマンスリー研究セミナーは、エチオピアの女性たちの具体的な経験を通じて、移動の人類学について新たな視角を提供する貴重な機会です。オンライン開催のため、地理的な制約もなく多くの人々と知見を分かち合うことができます。興味のある方はぜひ参加を検討してください。


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