オルツとBytePlusが緊密な提携で日本の生成AI市場に新風を吹き込む

オルツとBytePlusが提携し生成AI事業を強化

株式会社オルツ（東京都港区）は、本日、ByteDanceの技術を活用した企業向けサービスプラットフォーム「BytePlus」との提携を発表しました。これにより、日本の企業が最先端の生成AIモデルを安心・安全に活用できる環境が整備されることを目指しています。

提携の背景

これまで、日本の多くの企業は海外のサーバーを利用しているグローバルAIモデルを採用してきました。しかし、その場合、情報管理やデータプライバシーに関するリスクが大きく、十分な信頼を置けないという問題が抱えられていました。そこで、オルツは国内の最新GPUデータセンターに「BytePlus MLP」プラットフォームを実装し、情報セキュリティの基準を遵守したAIサービスを提供することを決定しました。

「BytePlus MLP」の特徴と利点

BytePlus社の機械学習プラットフォーム「BytePlus MLP」には、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるための大規模言語モデル（LLM）が搭載されています。このプラットフォームは、公開ベンチマークテストにおいて、競合製品と比較して優れたコストパフォーマンスを実現しています。特に、大規模かつ長期的なAI導入を考慮する企業にとって、持続可能な投資対効果を提供し、限られた予算内で多くのAI活用シナリオを展開できることが魅力です。

また、BytePlus MLPは、処理速度と安定性において世界トップクラスのパフォーマンスを誇ります。自己修復メカニズムを備えており、高負荷状況でも一貫した応答速度を維持するため、ミッションクリティカルな業務システムにも適用可能です。この特性により、24時間365日の安定運用が求められる企業システムにも安心してAI技術を導入でき、業務効率の向上とユーザー体験の最適化が同時に実現されます。

労働生産性の向上と企業の未来

オルツは、「パーソナル人工知能（P.A.I.）」の開発を通じて「人の非生産的労働からの解放」を目指しています。BytePlusとの提携は、企業の意思決定プロセスを最適化すると共に、従業員がより創造的で価値の高い業務に集中できる環境を提供します。このような取り組みを通じて、日本企業は低い労働生産性の問題を解決し、新たな価値創造に取り組むことができます。また、日本のデジタル競争力を高め、経済成長を加速することに貢献していきます。

株式会社オルツの概要

2014年11月に設立されたオルツは、「人の非生産的労働からの解放」を目指し、AIクローンや対話エンジン「AI GIJIROKU」をはじめとする様々なプロダクトを開発・提供しています。通信インテリジェンス分野でも先駆的な役割を果たしており、企業のニーズに応じたAIソリューションを提供しています。

これからも、オルツは企業のデジタル変革を支援するため、BytePlusとの連携を強化し、生成AI事業の発展に貢献していく予定です。