新入社員の勤務意向
2025-06-19 11:16:20

新入社員意識調査2025から読み解く職場の条件と持続可能な勤務意向

新入社員意識調査2025の結果にみる勤務意向



新入社員がこれからの職場で求める条件について、ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所の共同調査が行われました。この調査は、2025年度に入社した新入社員3,933人を対象に実施され、結果が報告されました。

調査結果の概要


調査によると、65.4%の新入社員が「今の会社で働き続けたい」と回答し、これは過去12年間で最も高い比率となっています。これに対し、転職志向を持つ新入社員もおり、「そのうち転職したい」と考える人は13.2%となりました。

勤続意向と仕事の内容


新入社員は、今後取り組みたいと思う仕事の条件として、「チームで協力して取り組む仕事」や「楽しくてやりがいのある仕事」を重視していることがわかりました。一方で、転職を考える新入社員は、「給与がアップする仕事」や「自分のペースで働ける仕事」を求める傾向が強くなっています。

勤続条件の重要性


「今の会社で働き続けたい」と考えるための条件では、「職場の人間関係が良い」と「高い給与・賞与がもらえる」が重要視されており、それぞれ65.7%、62.2%の新入社員がこれらを挙げています。特に、職場の人間関係の良さは、どの年代でも高い重要度を持っています。

会社文化の重要性


長期的に働き続けたいと考える新入社員は、「互いに協力し合う、チームワークを重視する文化」を重視しており、72.8%がこの条件を挙げています。このような文化が整っている職場は、心理的な安全性を高め、新入社員にとって働きやすい環境を提供することができます。

専門家の考察


調査結果から、新入社員が組織に適応するための「組織社会化」に必要な4つの要素が挙げられています。これらには、業務知識の獲得、旧考え方からの転換、評価基準や役割の理解、必要なスキルの習得が含まれ、これらを新入社員が上手に活用できるよう、先輩社員や上司のサポートが欠かせません。

まとめ


2025年度の新入社員調査から浮かび上がったのは、彼らの勤務意向が高まっている背景には、職場の環境や条件が大きく影響しているということです。働き続けたいという新入社員の想いを理解し、適切な環境を整えることが求められます。そして、今後の企業の人材確保においても、この「勤続意向」をいかに維持・向上させるかが重要な課題となるでしょう。新入社員が安心して働ける環境を提供することが、企業の発展につながるのです。


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