日本プロモーション・マーケティングショー2025 最終審査結果発表!
2025年12月11日、一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会(JPM)が主催する「JPM 次世代チャレンジコンテスト 2025」の最終審査会が開催されました。このイベントは、若者たちがマーケティングやクリエイティブの知恵を競うもので、特に注目されるべき瞬間となりました。
開催の背景
本年度の特別協賛には、江崎グリコ株式会社が名を連ね、現代の生活者のニーズに合ったプロモーション課題を提供していただきました。このおかげで、全国の学生と若手プロフェッショナルたちから新鮮かつ斬新なアイデアが集まりました。
最終審査会では、ノミネートされたチームが審査員を前にプレゼンテーションを行い、熱心な質疑応答を経て、様々な賞が授与されました。
各部門の受賞内容
次世代マーケティング・チャレンジコンテスト
この部門では、協賛社の特別課題として「一般流通における新しいカレー売場の創出」が位置付けられ、自由課題が含まれるテーマが設定されました。
企画タイトル: 行動インセンティブで創る新しい通勤体験
氏名: 小林 大将、シュレスタ・アロク
所属: 大阪工業大学
選評は、無人化やキャッシュレスの進展を促進し、ユーザー体験を温かみのあるものにする構想が高く評価されました。特にValue Creatorとしての視点がユニークで、社会課題の解決に寄与するアイデアとして注目されました。
企画タイトル: Supermarket 3.0
氏名: 清水 佑輔ら
所属: 株式会社スピン AE事業ユニット
スーパーの変化を的確に捉え、実務レベルでのリアルな体験向上を目指す提案がなされています。
企画タイトル: CHARGE’N CHAT
氏名: 林 和香
所属: 同志社女子大学
大きな社会問題に焦点を当て、そのビジネスモデルの可能性が高く評価されました。
企画タイトル: 「親心カレー便」
氏名: 仲川 怜希
所属: 株式会社ADKクリエイティブ・ワン
物語を通じた親子の関係性を映し出した提案が魅力的で、表彰に値すると評価されました。
次世代クリエイティブ・チャレンジコンテスト
江崎グリコの「ZEPPIN」ブランドをテーマにしたこの部門では、インストアクリエイティブやポップアップストアのアイデアが競われました。
障害物がなく目を引くディスプレイのデザインが功を奏し、“本格カレーをお持ち帰り!ZEPPINマルシェ”という作品が受賞しました。
移動式キッチンカーによる新しい体験型ショップの提案が、新たな価値を生み出す可能性を感じさせるものでした。
審査員からの総評
審査委員長である中村博氏からは、全体の高いレベルに対して評価がされました。彼は、「各提案が発展の余地を持っており、今後の実現に向けての挑戦を期待しています。」とコメントしました。
この日、受賞者発表後には、応募者と審査員たちが交流する場も設けられ、業界の専門家とこれからの若者たちの意見が交わされる貴重な機会となりました。2025年に向けて、プロモーション業界の新たな才能の育成と価値の向上に貢献する活動が期待されます。