2026年オフィス家具市場動向: ABWの進展と中古需要の激化
2026年3月、株式会社オフィスバスターズが発表した『中古オフィス家具指数』に基づき、オフィス家具市場の現状と今後の見通しについて考察します。春の訪れと共にあらゆる業界で動きが活発になるこの時期、オフィス需要も例年通り高まってきました。
オフィス市場の現状
今月の調査では、東京都心の主要5区における空室率が2.22%に上昇し、賃料も前年比333円の増加を記録しました。一方で有効求人倍率は1.19倍、失業率は2.6%に改善しており、雇用環境には明るい兆しが見えます。しかし、企業の移転や新たなオフィス設立に対する決断は慎重なままです。
企業は既存の拠点を活かしつつ、レイアウトの変更といった需要に応じた対策を求めています。具体的には、必要に応じてオフィス家具を追加調達したり、中古の什器を柔軟に活用する動きが目立ちます。これは、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を意識した新たなオフィス環境の設計によるもので、簡易打合せスペースや個別ブースを取り入れる企業が増えています。
ABWとオフィスデザインの改革
ABWの導入により、従来の定型的なオフィス家具の需要は減少傾向にありますが、その代わりに個別ブースやコミュニケーションスペースを重視したレイアウトが求められています。これにより、単なるオフィス家具の需要が去る中で、他の周辺家具への注目も高まっています。
特に人気のあるアイテムには、チェアやロッカーが挙げられます。全国からの需要が高まり、特に6人以上が使えるロッカーの引き合いが増加しています。現在、個人の収納スペースを確保することは、現代のオフィスにおいて必要不可欠な要素となっています。
一方、デスクの購入も続いており、特にフリーアドレスデスクが好調です。企業が新たにABWを実践する際、フリーアドレスデスクはその運用に適しており、市場での需要は引き続き安定感があると見込まれます。
中古オフィス家具の利点
最近の経済情勢の変化を踏まえ、企業は資材や製造コストを意識する必要が高まっています。そこで、中古のオフィス家具は価格面での優位性と即納性が手に入るため、多くの企業に支持されています。オフィスバスターズでは、買取保証付きのオフィス家具リースも開始しており、時代の流れに合わせてさらなる市場開拓を進めています。
4月以降の展開
4月に入ると、新体制に基づく運用が始まり、微修正や追加調達の動きが見受けられるでしょう。ABWを意識したオフィスデザインを採用する企業において、フリーアドレスデスクやテーブル、ロッカーの需要は引き続き強いと考えられます。オフィスづくりにおける中古什器の需要は今後も高まり続けると思われ、それに伴う相談も増加するでしょう。市場動向の注視が必要な状況がしばらく続きそうです。
今後もただのオフィス家具市場としてだけでなく、オンライン化を進めた新時代のオフィス構築において、中古什器の重要性は高まります。効果的な利用法を見出し、コストダウンを図りつつ、快適な職場環境作りを進める企業の取り組みに期待したいところです。
株式会社オフィスバスターズは、新しいオフィス様式と中古オフィス家具市場の動向に関して、今後も情報を提供していきます。