kikitoriが愛媛県で農業のデジタルトランスフォーメーションを推進
株式会社kikitoriは、このたび愛媛県が主導する「トライアングルエヒメ2.0」プロジェクトに採択されました。このプロジェクトは、愛媛県内における生産者の手取り向上を目的とし、農業のデジタルトランスフォーメーションを促進する取り組みです。高温障害や生産者の高齢化といった課題に対し、デジタル技術を駆使して解決を図ります。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは令和7年7月2日から令和8年3月31日までの予定で実施されます。目的は、農業の現場にデジタル技術を浸透させることにより、愛媛の産業の競争力を高めることです。また、高齢者を含む生産者が簡単に利用できるユーザー体験を確立することで、スムーズな導入を目指します。
公式WEBサイトでは、プロジェクトの詳細や進捗状況が紹介されています。ここでの取り組み内容や具体的な施策も明示されています。
kikitoriの取り組み
kikitoriは、農業から流通までの幅広い分野を網羅した課題解決を推進しています。特に、出荷予定や分荷情報をリアルタイムで共有することで、販売先や運送会社との連携を強化し、効率的かつ戦略的な流通を実現します。これにより、生産者の負担を軽減し、手取りを増やすサポートを行います。
加えて、まずは県内の2つのJAでの成功事例を創出し、徐々に県内全11JAへと展開を目指します。この成功をもとに、愛媛県での成果を全国規模で展開し、他地域のJAにも波及させる予定です。
今後の展望
今回のプロジェクトを通じて、生産から販売、流通の最適化を図り、愛媛県産品の販売高拡大を目指します。そして、全国100以上のJAでの導入実績を活かし、kikitoriが展開する青果物流通特化型SaaS「nimaru」を中心に据えた農業DXインフラが構築されることで、一次産業の収益性と持続性の両立を図る目標に挑むことでしょう。
kikitoriが描く未来の農業は、これまでの作業の在り方を根底から変える可能性を秘めています。このプロジェクトの進行により、愛媛県の農業が新たな時代へと突入することを期待しています。