富岡市の脱炭素推進
2025-07-23 10:57:31

富岡市が目指す脱炭素社会への第一歩、e-dashの導入支援事業

富岡市が目指す脱炭素社会への第一歩、e-dashの導入支援事業



群馬県富岡市が、持続可能な社会を目指してCO2排出量の可視化と削減に取り組む新たな事業を発表しました。この事業は、CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」を提供するe-dash株式会社と連携し、市内の中小企業5社に向けて展開されます。富岡市は2023年1月に、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言し、その実現のために必須の施策として企業の脱炭素化が重要視されています。

この背景には、富岡市が工業が盛んな地域であるため、市全体のCO2排出量の大部分が産業部門に由来するという現実があります。具体的には、2022年度のデータによると、産業部門が44%、業務その他部門が14%を占めています。中小企業の多くが地域経済の中核をなす中で、脱炭素化の必要性を理解しているものの、具体的な取り組み方が不明であったり、専門知識を有する人材が不足している現状が見られます。

そこで、富岡市は、「CO2排出量可視化システム導入支援事業」を継続的に実施し、e-dashはその重要なパートナーとして今回も選定されました。2025年度までこのプロジェクトは継続される予定で、当社は先着5社の中小企業に対し、e-dashを使ったCO2排出量の算出・可視化を支援します。なお、この支援は参加企業にとって全て無料で受けられるものです。

また、本事業に関わる支援には、しののめ信用金庫や株式会社東和銀行も参加し、企業への情報周知や案内を共同で行います。これにより、富岡市内の企業が脱炭素化を進めるための環境が整備されていくことになります。

CO2排出量可視化の意義と手法



脱炭素化への第一歩であるCO2排出量の可視化は、企業が始めるべき重要なステップです。e-dashは、電気やガスの請求書をアップロードすることで、手軽に正確にCO2排出量を算出できるサービスを提供しています。このシンプルな手法により、企業は何を始めれば良いのかわからなかった不安を解消し、第一歩を踏み出すことが可能になります。特に、専門知識を必要としない7531アプローチは、社員の負担を軽減し全員が取り組める環境を作り出します。

具体的な削減施策の提案



CO2排出量の可視化が達成された後、参加企業に対しては、排出量を削減するための様々な施策を提案します。これには、省エネ設備の導入や太陽光発電の設置、非化石証書やカーボン・クレジット等の環境価値の活用などが含まれ、各企業の状況に応じた具体的な解決策が提供されます。このようにして、単なる可視化に留まらず、企業が持続可能な成長を遂げるための土台を提供するのです。

企業と地域の未来に向けて



e-dashが支援するこのプログラムを通じて、富岡市内の中小企業が脱炭素への一歩を踏み出し、より持続可能な事業運営を実現できることが期待されます。これは地域全体のカーボンニュートラル達成にも大きく寄与し、未来の富岡市にとっても重要な意義を持つプロジェクトです。市内企業の参加を募りながら、持続可能な未来に向けた考えを深めていければと思います。ぜひ、オンライン説明会に参加し、この取り組みの詳細を知っていただければ幸いです。


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