ポピンズとMIRIDEが探究教育プログラムを共同開発
ポピンズとMIRIDEの共同取り組みが、東京の小学校アフタースクールで始まりました。このプログラムは、子どもたちの探究心や知的好奇心を育むことを目的としており、独自に設計された教育プログラムです。この取り組みは、両社が共有する教育理念から生まれました。
プログラムの背景と理念
近年、教育現場では「自ら問いを立て、考え、仲間と共創する力」といった非認知能力の重要性が強調されています。しかし、実際には指導人材の不足や通常保育との接続の難しさから、教育機会の格差が生じているのが現状です。ポピンズは、これまで「ポピンズプラス」として、通常の保育に加えた付加的な教育サービスを展開してきました。そこでは、一流体験や本物体験、グローバルな視野を提供するために、様々なプログラムが用意されています。
一方で、MIRIDEは探究教育の専門性を基に、独自の教育プログラムを開発してきました。今回の協働は、両社の教育哲学が共鳴し、より良い未来の教育を模索するための新しい一歩と言えるでしょう。
プログラムの概要
この探究教育プログラムは、ポピンズが運営する都内の小学校アフタースクールで実施されています。対象は、アフタースクールを利用する小学校低学年の子どもたちです。初回授業では、ポピンズの「ワールドツアーズ」プログラムを通じて、イタリアのベネチアとオンラインでつながりました。これにより、子どもたちは現地の街並みや祭りの文化に直接触れることで、学びを深めました。
その後、MIRIDEの探求プログラムに基づき、ベネチアのカーニバル「ベネチアカーニバル」に焦点を当て、日本文化との比較を行うことで、歴史や文化の背景について探究を進めました。さらに、文化体験とプログラミングを組み合わせた活動を展開し、楽しみながら学ぶ環境を作りました。
活動内容
- - ベネチアの街と文化について学び、日本文化との比較を行う。
- - プログラミングを体験し、自分たちのオリジナルのベネチアンマスクを作成。
- - このクラスだけの特別なベネチアカーニバルを開催する。
授業では、子どもたちが輝く目で課題に取り組む様子が見受けられました。それぞれの子どもたちが自分の考えを発表し、互いに称え合う体験を通じて、表現力や創造性も育まれています。今後、参加した子どもたちの具体的な様子については、別途プレスリリースで報告される予定です。
未来の展望
今後の展開として、ポピンズとMIRIDEは互いの強みを活かして、より多くの子どもたちがこのプログラムを楽しめるように、保護者や現場の声を反映させた仕組みを育てていく予定です。また、AIや最新のテクノロジーも活用し、個々の学びを最適化する取り組みを進めることも視野に入れています。
終わりに
ポピンズとMIRIDEによるこの新しい教育プログラムは、子どもたちに多文化理解や創造性を育む素晴らしい機会を提供しています。これからの教育において、非認知能力や探究心を重視したカリキュラムはますます重要になってくるでしょう。この取り組みが、子どもたちの未来をより豊かにする鍵となることを期待しています。