ソナーユーがEC事業を譲受しアーティスト支援を強化
東京都港区に本社を構える株式会社ソナーユーが、株式会社ライトヴァンからECプラットフォーム「オフィシャルストア」に関する事業を譲受することを発表しました。これにより、アーティストが音楽活動に専念できる環境が整います。
事業譲渡の背景
近年、多くのアーティスト向けECサービスは、アーティストが自身のショップを運営する「セルフマネジメント型」が主流となっています。このモデルでは、在庫管理や発送などの実務がアーティストの負担となり、音楽活動に集中できない課題があります。そこで、ソナーユーは自身が運営する定額制ライブ行き放題サービス「Mpaxx」や、オーディエンス参加型のイベントメディア「Mudia」を活用し、ファンにエンゲージメントを提供するプラットフォームを構築します。
成長支援型ECの展開
新たに譲受したEC事業は、単なるツール提供に留まらず、プラットフォームが能動的にファンとの接点を創出する「成長支援型(伴走型)EC」として展開されます。この仕組みによって、アーティスト個々の成長段階に応じた支援体制が整います。
1. 【Rising Phase】オンデマンド物販
音楽活動を始めたばかりのアーティストには、デザイン入稿のみで製造・発送を行えるオンデマンド方式を提供します。これにより、初期コストや在庫リスクを抑えながら迅速に収益化を目指すことができます。
2. 【Growing Phase】データ連携による販促支援
動員数が増え始めているアーティストには、来場データや応援データを活用し、個々の発信力に依存せずに販売促進を支援します。このデータの活用により、より戦略的なマーケティングが可能となります。
3. 【Professional Phase】フルアウトソーシング
トップアーティスト向けには、物流や運営を専門のプロフェッショナルに委託できる体制を整えます。商品企画から発送、カスタマーサポートまで一手に引き受けることで、アーティストが創作活動に最大限集中できる環境を提供します。
代表者のコメント
株式会社ソナーユーの代表取締役、高松友治氏は、「生成AIの時代にこそ生演奏の価値が高まる。ソナーユーはアーティストの成長段階に応じた最適なサポートを提供し続けたい」と述べています。これにより、アーティストが在庫の管理や煩雑な事事務作業から解放され、ライブをより強く選択できる未来を目指しています。
事業内容の詳細
- - Mpaxx(エムパス): 2026年6月からリニューアル予定の、定額制でライブハウスに行き放題な音楽ファンサービス。
- - Mudia(ミューディア): オーディエンスが投票やギフトを通じてアーティストを応援できる参加型イベントメディア。
- - オフィシャルストア: 約500組におよぶアーティストを支援するECプラットフォームで、物流と直結したサービスの提供が行われます。
音楽ラバーおよびアーティストにとって、これらのサービスは新たな可能性を広げるものであり、今後の展開が期待されます。