最近、料理の味付けが濃くなり、自分だけが美味しさを感じられないと感じたことはありませんか?このような症状は、味覚に異常が起きているサインかもしれません。さらに「何も食べていないのに異常な味を感じる」あるいは「全く味が感じられない」といった場合は、味覚障害の一種と考えられます。味覚障害は近年、患者数が倍増しており、決して他人事ではありません。食の楽しみが失われるだけでなく、食欲が低下し体重が減少することや、外食が苦痛となり人との付き合いを避けるなど、社会生活にも影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、味覚について詳しく解説し、専門医からのアドバイスも交えてお伝えします。
味覚の基礎知識
まずは、私たちがどのように味を感じているのかについて見ていきましょう。味覚は、舌に存在する味蕾によって感知されます。味覚には甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の五つの基本味がありますが、特に辛味は正式な味覚には含まれません。また、嗅覚も味覚に大きく関係しており、食べ物の香りが味を感じる要素となっています。
濃い味好きは要注意!味覚障害の症状
濃い味付けが好みになったり、普通の味では物足りなさを感じたりすることが多くなった方は要注意です。これが味覚障害の症状である可能性があります。自宅で簡単にできる味覚チェックもあり、普段の食生活に異常を感じたら、ぜひ実施してみてください。味覚障害が進行すると、食事そのものが苦痛になり、心理的な影響も出てきます。特に亜鉛の不足が味覚障害と深く関わっており、日々の食事から十分に摂取することが推奨されます。亜鉛を多く含む食品には、肉類や魚介類、豆類があり、これらを意識的に摂り入れることが重要です。
意外と多い味覚障害の原因
味覚障害の原因として意外と多く見られるのが「ドライマウス」、つまり口の乾燥です。唾液は味を感じるために重要な役割を果たしており、唾液の分泌が減少すると味覚が低下しやすくなります。ドライマウスの原因としては薬の副作用や口呼吸、口腔内の疾患が考えられます。これを防ぐためには、水分をしっかり摂ることや、ガムや飴を利用して唾液の分泌を促すことが効果的です。
先生おすすめ!唾液を出す方法
専門医からおすすめされているのは、唾液を活性化させるための方法です。舌を刺激したり、柑橘系の食品を摂取したりすることで、唾液の分泌を促すことができるというアドバイスがあります。日頃から意識して実践することで、味覚を保つ助けとなるでしょう。
味覚についての知識を深め、日常生活の中で味の変化に気づくことが、健康な食生活を維持する第一歩です。味覚障害は小さなサインから始まるため、異常を感じた場合は一早く対策を取るように心がけましょう。9月13日あさ7:00には、さらに詳しい情報が『健康カプセル!ゲンキの時間』で放送されるのでお見逃しなく。