リトアニア・日本科学フォーラムが、2025年6月10日に早稲田大学の小野記念講堂で開催されることが決定しました。このフォーラムは、リトアニア研究評議会、在日リトアニア共和国大使館、日本学術振興会の主催の下、早稲田大学とリトアニア大学学長会議の共催によって実現します。
本フォーラムの目的は、リトアニアと日本間の最先端研究やイノベーションの戦略的な協力を強化し、それを実社会に還元することです。両国はそれぞれ異なる科学分野で優れた成果を上げており、リトアニアは主にレーザー技術やバイオテクノロジー、生物医学において著しい発展を見せています。一方、日本は量子物理学、ナノテクノロジー、再生医療などの分野で世界をリードしていることから、両国の共同研究の可能性は非常に広がっているといえます。
フォーラム中には、医療革新、持続可能な開発、高度製造に関連する地球規模の課題への科学技術による解決策を求めるディスカッションが行われる予定です。多くの著名な研究者、政策立案者、産業界のキーパーソンが集まり、相互の施策の具体化や共同資金調達の機会について活発な議論が繰り広げられます。
プログラム内容は、午前9時30分から始まり、第一部では「ライフサイエンスとバイオテクノロジー」に関するテーマセッションが開催されます。その後、リトアニアのギタナス・ナウセダ大統領と早稲田大学の田中愛治学長によるウェルカムスピーチが予定されています。
さらに、第二部では「ハイテクノロジー、量子物理学およびフォトニクス」に焦点を当てたセッションが展開されます。フォーラムは英語で行われ、日本語の同時通訳は提供されないため、参加者は英語での理解が求められます。
取材を希望するメディアは、指定のURLまたはQRコードから申込むことができます。お申し込みは2025年6月6日(金)正午まで。リトアニアと日本の知見と革新が交差する貴重な機会を見逃さないよう、ぜひ参加をご検討ください。科学と技術の最前線を体験できるこのフォーラムが、未来に向けた新たな道筋を示す場となることを期待しています。