新たな時代の外科医トレーニング「PivotOne」
外科医のパフォーマンスを向上させる新しいツールが誕生しました。日本高分子技研株式会社は、金沢大学の稲木紀幸教授と共同で、携帯型内視鏡下縫合トレーニングデバイス「PivotOne」を開発しました。これは、今までにない“二刀流”機能を備え、外科医のトレーニングを革命的に変えることが期待されています。
「PivotOne」の特徴
「PivotOne」は、トレーニング環境を選ばずに、いつでもどこでも利用できるという携帯性が大きな魅力です。自宅や医局、出張先でも設置してすぐにトレーニングを開始できるため、多忙な外科医にとっての理想的なソリューションです。
このデバイスは、手ブレ矯正トレーニングと通常の縫合トレーニングを同時に行える“二刀流”構造を採用しています。5つの溝の内、どれかに鉗子を置くことで手ブレを抑える「手ブレ矯正モード」と、中央のデバイスホールを用いた「通常のトレーニングモード」の切り替えも簡単です。これにより、効率的にトレーニングを行うことができます。
開発の背景
外科医は日々、多忙なスケジュールをこなす中で、継続的なトレーニングが必要とされる場面が多くあります。しかしながら、現状ではトレーニング機器を使用するためには移動が必要で、その時間が医師たちの負担になっています。そこで、もしも外科医が「いつでも、どこでも、すぐに」トレーニングができる環境が整備されれば、技能向上がより現実的になると考えられました。
この課題を解決するために、「PivotOne」が開発されました。日々の忙しさの中でも、短時間で効率的にトレーニングが可能になることで、医師たちの負担を軽減し、スキルの継続的な向上を促進します。
トレーニング方法
「PivotOne」を使ったトレーニングは非常にシンプルです。以下の3つのステップを繰り返すことで、効果的にスキルを向上させることができます。
1.
通常の縫合結紮トレーニング(5~10分)
デバイスの中央ホールを使用して、通常の縫合結紮操作を行います。このステップでは、自分の操作感覚を把握します。手ブレを感じた場合は、次のステップへ移ります。
2.
手ブレ矯正トレーニング(5~10分)
デバイスの周りに配置されたくぼみのひとつに鉗子を押し当て、くぼみの底に触れた感覚を常に意識しながら縫合操作を行います。このトレーニングは、安定した操作を自動的に学習させる効果があります。
3.
再度、通常の縫合結紮トレーニング(5~10分)
再びデバイスホールを用いて縫合結紮を行います。前回と異なる安定した感覚を実感できるでしょう。これこそが手ブレ矯正トレーニングの成果です。
これらの手法を10日、20日、1ヶ月、2ヶ月と続けることで、自然と安定した縫合手技が身につき、スピード向上も見込まれます。医師にとっては大きな成功体験と自信に繋がります。
科学的検証の進行
現在、金沢大学では「PivotOne」の効果を科学的に検証する試みも進行しています。学会などでその成果が報告されることが期待されています。
この画期的なデバイスが医師たちの日常にどのような影響を与えるのか、今後の展開から目が離せません。忙しい医師たちにとって、限られた時間で効率的にスキルを磨く手助けとなる「PivotOne」にご注目ください。
製品情報
販売開始日:2023年12月6日
価格:24,000円(2本セット、送料・消費税別)