流通業界の決済自動化
2026-05-29 10:55:00

ミロク情報サービスがデジタル通貨フォーラムで実証実験成功、流通業界の決済自動化に寄与

ミロク情報サービスが挑戦する流通業界の決済自動化



『ミロク情報サービス株式会社』(以下、MJS)が、デジタル通貨フォーラムにおいて流通業界の決済自動化の実証実験を成功させました。これは、受発注プロセスから債権管理システムまでのデータ連携を実現するもので、今後の経済・産業の効率化に向けた画期的な一歩を示しています。

デジタル通貨フォーラムの重要性


デジタル通貨フォーラムは、MJSが共同幹事として参画し、デジタル通貨や支払決済インフラの発展を議論する場です。設立は2024年5月で、様々な企業や団体が参加し、経済活動の効率化を目指しています。特に、サイロ化された各種システムの統一を目指し、法人企業間の決済課題を解決するためのブロックチェーン技術を活用した業界標準システムの構築が求められています。

実証実験の背景


近年、企業間の請求や支払業務は非効率な要素が多く残っています。各システムが分断され、膨大な人的リソースが必要とされてきました。この問題に対処するため、インボイスチェーン分科会ではさまざまなユースケースを検討し、EDI(電子データ交換)を活用した業務フローの改善を目指しています。

実証実験では、まずEDIを利用していない企業群を対象に、紙の請求書から請求業務の自動化の可能性を探りました。そして、EDI利用企業に対象を広げ、流通業界の標準規格である流通BMSを利用した実証実験に取り組みました。

実証実験の内容


この実証実験では、流通BMSを用いて小売と卸の企業間で行われる商取引をデジタルで完結させることが目標でした。具体的には、流通業界の標準である受発注データを基に、トークン化されたデジタル通貨DCJPYによる決済が行われます。これにより、受発注から支払い、消込までのプロセスを一元化し、自動化する仕組みが構築されると期待されています。

参与企業とのコラボレーションを通じて、受領データと返品データの抽出が行われ、これを基に商取引トークンが生成され、DCJPYで支払いが実施されました。さらに、消込ファイルが生成され、債権管理システムとの連携も検証されています。

実証実験の結果


実証実験の結果、次のような成果が確認されました:
  • - DCJPYでの支払い:受領メッセージを元にした合算データの生成が円滑に行われ、指定締め日までの支払いが実施されました。
  • - 債権管理システム用消込データ生成:DCJPYの支払い後、債権データとの照合用消込ファイルが生成され、実際の業務への適用可能性が確認されました。
  • - プロセスの一元化:受発注システムからトークン化されたDCJPYによる直接支払いが実現し、業務の効率化が期待されています。

未来への展望


今回の成果を踏まえ、MJSは短期的には経理業務の効率化を目指し、長期的には完全無人化を目指す方向で進めていく予定です。特に、売掛金と入金額の確認及び消込業務の自動化を進めることで、業務負荷を大幅に軽減し、業務プロセスが大幅に改善される見込みです。今後、EDI利用企業のユースケースを整理し、解決策を策定して社会実装に向けたさらなる議論を重ねていくことが計画されています。

まとめ


ミロク情報サービスの取り組みは、流通業界における決済自動化の未来を明るく照らす一歩と言えるでしょう。デジタル通貨フォーラムでの実証実験を通じ、効率的な業務フローの実現に向けた鍵が握られています。今後の動向を注目していきたいと思います。


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