CADDiで変わる製造業
2026-07-02 09:38:53

ヤンマー建機がCADDi導入による製造業変革を実現

ヤンマー建機によるCADDiの導入と成果



ヤンマー建機株式会社は、福岡県筑後市に本社を置くグローバルな建設機械メーカーです。ミニショベルなど、多彩な製品ラインナップを持ち、設計からアフターサービスまでをワンストップで提供しています。そんなヤンマー建機では、業務の効率化や品質改善を求めている中、キャディ株式会社が開発したAIデータプラットフォーム「CADDi」を導入しました。

CADDi導入の背景



ヤンマー建機は、かつて設計・購買・品質管理のシステムが分断されており、情報にアクセスするのに非常に手間と時間がかかっていました。このため、例として新規図面を作成する際に類似図面を見つけることが難しく、結果としてコストの増加や業務効率の低下を招いていました。また、データの活用に必要なノウハウがベテラン社員に集中し、新人社員の負担が大きいという課題も存在しました。

CADDiによる成果



1年後の現在では、CADDiを導入することにより、特に開発・購買・品質保証の各部門で顕著な効果が現れています。例えば、購買部では、AIによる類似図面の活用により取引先候補の選定時間が劇的に短縮され、経験が浅い担当者でも高精度に選定が可能となっています。具体的には、選定時間が従来の5〜10分から2〜3分に削減され、最大70%の時間短縮を実現しています。

品質保証部では、数千件に及ぶサプライヤー調査報告書が図面と紐付けられたことで、不具合発生時の情報展開が迅速化し、設計変更後の部品への参照も即座に行えるようになりました。開発部は、図面注記の特定や類似部品の探索といった利用シーンが確立され、一人あたりの業務が週に1時間効率化されるなど、現場でのCADDi活用が進展しています。

今後の展望



ヤンマー建機は今後、各部門の活用が定着するだけでなく、設計・原価企画・品質管理を連動させることを目指しています。これにより、機種間での図面流用を促進し、さらなる業務効率の向上を図るとともに、情報の連携による業務の高度化を推進します。

また、ログイン率の向上を目指すことで「調べる習慣」を根付かせ、業務経験の少ない社員への教育支援も行っていく方針です。石橋海氏は、自社の業務効率が向上したことだけでなく、情報整理の仕組みが整えられたことも大きな成果だと述べており、今後も効率化に努めていく意向を示しています。

まとめ



ヤンマー建機におけるCADDiの導入は、製造業のデータ活用の新たな可能性を示しています。独自の活用法が着実に広がりを見せている今、一層のデータ活用の進展が期待されます。今後、同社がどのように情報管理と業務改善を続けていくのか、目が離せません。


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