小児がん治療支援の新たな展開:助成制度を拡充
公益財団法人ゴールドリボン・ネットワーク(以下、GRN)は東京都豊島区に本拠を置く非営利団体であり、小児がん治療に取り組むご家庭への支援を強化するため、二つの助成制度を拡大しました。特に、経済的負担が増加している家庭に対する支援内容を見直し、より多くの方々に手を差し伸べられるようになりました。
制度拡大の背景
GRNは2014年から小児がんの治療に伴う交通費や宿泊費を支援する「GRN交通費等補助金制度」を運営してきました。この制度は、患者が治療を受けるために遠方へ通う際の金銭的負担を軽減するもので、補助金の上限額の引き上げや、収入要件の緩和などを行ってきました。これまでに、この制度を通じて延べ約1,400件の支援が行われ、総額約1億9,000万円に上ります。
近年の小児がんの治療方法の多様化に伴い、2025年からは最新の治療法に要する交通費や宿泊費についても支援対象に加えることで、さらなるサポートを実現します。また、2022年にはひとり親世帯を対象とした「GRNひとり親支援制度」も立ち上げ、治療に伴う経済負担を軽減することに努めています。
経済的負担の増加を考慮
物価上昇や交通費、宿泊費の高騰が続く中で、治療に要する費用の負担は増え続けています。そこでGRNは二つの助成制度において、収入要件の緩和と助成金額の引き上げを実施することを決定しました。この新しい変更は2026年7月以降の申請から適用されます。
主な変更点
1.
収入要件の引き上げ
- 給与収入世帯:年収700万円未満 → 900万円未満
- 給与収入以外の世帯:所得450万円未満 → 650万円未満
2.
交通費等補助金制度の上限額引き上げ
- 年間10〜70万円 → 15〜70万円
3.
ひとり親世帯支援制度の支給額引き上げ
- 支給額:10万円 → 20万円(1世帯1回限り)
各制度の概要
GRN交通費等補助金制度
- 小児がんの診断や治療に伴う交通費・宿泊費
- 特別な抗腫瘍治療(主治医が必要と認めたもの)のための交通費・宿泊費
- 自宅から病院までの距離が片道100km以上
- 申請時に20歳以下で抗腫瘍治療中の方
- 所得要件:給与収入世帯900万円未満、給与収入以外の世帯650万円未満
- 年間15〜70万円(世帯の所得や移動距離により変動)
GRNひとり親支援制度
- 小児がん(小児慢性特定疾病/悪性新生物)と診断された20歳以下の子どもを持つひとり親世帯
- 所得要件:給与収入世帯900万円未満、給与収入以外の世帯650万円未満
- 1世帯20万円(1回限り)
まとめ
今回の制度拡充により、治療に向き合うご家族の経済的負担が軽減されることを願っています。支援が必要な方々が、少しでも安心して治療に専念できる環境が整うことを期待しています。さらなる詳しい情報や申し込みについては、GRNの公式サイトをご覧ください。
【お問い合わせ先】
公益財団法人 ゴールドリボン・ネットワーク
TEL:03-5944-9922
E-mail:
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公式ウェブサイト