CFOセミナーが経済的格差是正をテーマに開催されました
一般社団法人日本CFO協会が主催するセミナーが、9月4日(木)に東京都千代田区にて開催されました。今回は、一般社団法人SuFIAの代表理事である岡村憲一郎氏と理事の宮地秀敏氏が講師として登壇し、タイトルは『上場企業と取り組む、経済的格差の是正への挑戦』。今回は、企業による利益創出と地域社会への貢献についての連携モデルが議題となりました。
セミナーの目的と内容
今回のCFOセミナーでは、上場企業がどのようにして経済的格差の是正に取り組むことができるかというテーマが取り上げられました。岡村氏は、SuFIAの理念を基にした日本の労働市場の現状とその中で直面する課題について説明しました。特に、結婚や出産、介護といったライフステージにおいてキャリアが中断された方々への再雇用の必要性を強調しました。
一方で、宮地氏はエコシステムの構築について言及しました。多様な就労形態を支援し、地域の経済を活性化させるための試みや、その過程での課題への対策について具体的な提案を行いました。セミナーでは、この取り組みが企業の持続可能な成長にどのように寄与するかが話し合われました。
講演者からのメッセージ
岡村氏は、「このような貴重な場にお招きいただき、非常に感謝しています」と述べ、企業と地域社会との新たな連携の可能性について探求する意義を強調しました。また、「ITとリモートワークを駆使して、全ての人々が経済的に自立できるようなエコシステムの実現が重要」と述べ、企業の持つ社会的責任についても触れました。
特にデジタル化が進む今、企業は社会課題の解決にも積極的に関与するべきだとし、CFOとしての役割が重要視されています。セミナーに参加したCFO協会のメンバーは、経済的自立を支援する新たなエコシステムを考える良い機会となったことでしょう。
日本CFO協会の使命
日本CFO協会は、企業経営のグローバルスタンダードを確立するため、国内外のネットワークを駆使し、経営や財務に関する最先端の知見を導入して教育プログラムを構築しています。また、CFOとしての育成や機能強化の支援活動にも力を入れています。協会は、2000年に設立され、現在までに多くの企業と連携してきた経緯があります。
SuFIAのビジョン
一般社団法人SuFIAは、「すべての人の経済的自立を支援する」ことをミッションとし、10万人の就労者を支援するコミュニティの構築を目指しています。彼らは、職を求める人たちに多様な選択肢を提供し、新しい働き方を推進しています。
このセミナーは、今後の企業が直面する課題や経済的格差是正の重要性について、参加者が又は企業がそれぞれの立場から考えるきっかけになったことでしょう。今後もこういった取り組みを通じて、経済的自立を支える社会を実現していくことが期待されます。