湘南美容クリニックが成長戦略を加速するためのシステム導入
SBCメディカルグループ株式会社(以下、SBCメディカルグループ)が、株式会社マネーフォワードの提供する『マネーフォワード クラウド連結会計』を導入することを決定しました。この決定は、国内外の医療機関に経営支援を行う同グループが、グローバルな業務の効率化を図るための重要なステップです。
意義あるシステム導入の背景
SBCメディカルグループは、美容医療や皮膚科、整形外科、不妊治療、歯科、AGA、眼科など、多岐にわたる医療サービスを提供し、米国とアジアを中心にグローバルに展開しています。国内の会計システムは統一されていますが、海外子会社では異なるシステム(主に『QuickBooks』)を使用しているため、連結決算業務においては多くの課題が存在しています。特に、連結決算業務はExcelを多用しており、多くの手作業が求められるために、担当者の業務負担が増大していました。
主な課題としては、以下の2点が挙げられます。
1.
為替換算の二重作業: 日本円とUSドルでの連結決算が必要なため、外貨建てグループ会社の財務諸表を手作業で日本円に換算した後、再度USドルに換算するという手間が掛かっていました。
2.
非効率な情報共有: 各子会社の状況を把握しているのは限られた担当者だけであり、決算情報の収集もメールで行われていたため、進捗管理やデータの精度に課題がありました。
このような状況の改善を目指し、SBCメディカルグループは新たな連結会計システムの導入を検討。『マネーフォワード クラウド連結会計』が候補に挙がった理由は、課題解決に加えて直感的な操作性と高い使いやすさが評価されたからです。
SBCDメディカルグループ経理部長の見解
経理部長の清水氏は「これまで、連結決算業務に多くの時間を取られていましたが、『マネーフォワード クラウド連結会計』の導入により、業務の自動化とデータ管理の一元化を図ることができると確信しています。特定の担当者に依存せず、迅速かつ正確に業務を進められる環境を整え、より戦略的な経営分析へとシフトしていきたい」とコメントしています。
新システムによる効率的な業務運営の実現
『マネーフォワード クラウド連結会計』は、グループ各社のデータ収集を効率化し、経営状況をリアルタイムで把握できる仕組みを提供します。他の会計システムとの連携もスムーズに行えるため、既存の業務フローに対する導入のハードルも低くなります。
この新システムは、経営判断に対しても迅速かつ正確な情報を提供できるため、SBCメディカルグループのグローバル展開において戦略的な役割を果たすことが期待されています。また、決算業務の効率化は、経営分析の時間を増やし、さらなるサービス向上にもつながっていくでしょう。
まとめ
湘南美容クリニックなどを傘下に持つSBCメディカルグループが、『マネーフォワード クラウド連結会計』を導入することは、個々の医療機関の成長だけでなく、全体のグローバル展開における競争力を向上させるための大きな一歩です。今後の展開から目が離せません。