江戸時代を知る展
2025-11-07 13:08:26

国立公文書館で江戸時代の国際交流を感じる企画展「世界へのまなざし」

江戸時代の国際交流を探る企画展「世界へのまなざし」


国立公文書館では、令和7年10月11日(土)から12月7日(日)までの期間、特別展示「世界へのまなざし―江戸時代の海外知識―」が行われています。この展示では、江戸時代における日本と海外との交流の歴史や、江戸幕府がどのようにして国際関係を管理していたかを深く掘り下げています。

江戸幕府と国際交流


江戸幕府は国際関係の窓口を長崎、対馬、薩摩、松前の4つに制限し、国内外の情報をコントロールしていました。しかし、8代将軍徳川吉宗が輸入書籍の制限を緩和したことで、西洋の新しい知識が流入するようになりました。この流入によって、江戸時代の人々はどのように海外の情報を受け入れ、また影響を受けたのでしょうか。

この展示物には、内閣文庫の資料から選りすぐりのものが並び、18世紀における外国使節や、江戸時代を代表する文化人たちの著作が紹介されています。

展示解説会


11月17日(月)には、企画者自身による展示解説会も開催されます。この解説会は毎回好評で、参加者は解説を受けた後に改めて展示を楽しむことができるため、非常に人気があります。参加希望者は定員に達し次第締切となるため、早めの申し込みをおすすめします。

まなびシートの配布


展示会場の入口では「まなびシート」が配布されており、問題を解きながら見どころを楽しむことができます。ヒントとなる資料には目印もついており、ご家族での来館時にはぜひ手に取って見てください。

資料の展示替え


本企画展では、資料保存の観点から一部の資料に展示替えが行われます。例えば、琉球使節が江戸城に登城する際の行列を描いた重要な文化財や、間宮林蔵によるカラフト調査の成果など、魅力的な資料が新たな姿で展示されます。何度でも足を運んでさまざまな場面を楽しんでいただけます。

動画上映


展示ホールの中央には、『北夷分界余話』を紹介する動画も上映されています。この動画は展示される全ての場面を解説付きで紹介しているため、展示内容を見逃した方でも安心です。

東京文化財ウィーク2025への参加


本企画展は、東京文化財ウィーク2025にも参加しています。会場では、文化財カードが配布され、東京文化財デジタルスタンプラリーのポイントともなっています。周辺の文化施設とともに訪れてみてはいかがでしょうか。

* 開催概要
- タイトル:「世界へのまなざし―江戸時代の海外知識―」
- 開催期間:令和7年10月11日(土)~12月7日(日)
- 休館日:11月16日(日)、23日(日・祝)、24日(月・休)
- 所在地:国立公文書館東京本館1階展示ホール
- アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅下車1b出口から徒歩5分
- 開館時間:午前9時15分~午後5時00分

国立公文書館の詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。また、東京文化財ウィークの情報は東京都のサイトで確認できます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 江戸時代 国立公文書館 展示解説会

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。