AIセキュリティの新時代が始まる
サイバーマトリックス株式会社が、AIとクラウド技術を駆使した新しいセキュリティソリューション『セキュアAIエージェント』をリリースしました。この製品には、LLM(Large Language Model)専用に設計された独自のファイアウォールが標準装備されており、企業が抱えるAIによるセキュリティリスクを効果的に軽減します。
背景
最近では、生成AI技術の進歩により多くの企業がAIツールの導入を進めています。しかし、その一方で社内データをAIに与えることへの不安や、従来のセキュリティ対策ではカバーしきれない新たな脅威が浮上しています。AIに正しい情報を提供することは効率的に業務を進めるために欠かせませんが、同時に情報流出のリスクも増大しています。このような問題を解決するために、サイバーマトリックスは新たなAI専用セキュリティサービスの開発に乗り出しました。
セキュアAIエージェントの特長
セキュアAIエージェントは、AIエージェントとしての利用が可能で、Azure OpenAIの環境とも連携しています。このユニークなソリューションは、社内で利用される情報を安全に運用するための2つのセキュリティ機能を搭載しています。
1.
Secure LLM Firewall
これは独自開発によるもので、プロンプトインジェクションなどの特有の攻撃から情報を保護します。これにより、AIに対して正確かつ安全な情報提供が行えます。
2.
Secure LLM Tenant
部門ごとに分離された安全なチャットスペースを提供し、利用状況のログも自動で収集されます。これにより、企業全体の情報管理を一層強化することができます。
導入の柔軟性
このAIエージェントは、様々な利用形態に合わせて導入することができます。Secure LLM Firewall機能単体での提供も可能ため、それぞれの事業者が独自のAIシステムに対してセキュリティ機能だけを活用することもできます。
特に、AIを活用したヘルプデスクや営業活動において、迅速な情報検索と対応を実現し、業務効率化に寄与します。
活用シーン
具体的な活用シーンとしては、情報システム部門のヘルプデスクがパスワードリセットの手順を提示したり、営業部門が顧客データを迅速に検索する場面などが考えられます。また、人事や総務では社内規程に関する問い合わせにも迅速に対応できるようになります。
このことにより、社内担当者と従業員双方にとって、多くの利便性がもたらされます。
お問い合わせ
セキュアAIエージェントの提供は、2025年10月6日から始まります。興味を持った方は、以下のサイバーマトリックスの公式サイトから詳細をお問い合わせください。
サイバーマトリックス 公式サイト
会社概要
サイバーマトリックス株式会社は、情報セキュリティのイノベーションを追求し、AIやビッグデータを活用した高度なセキュリティプラットフォームを提供しています。東京都千代田区に本社を構え、脆弱性診断やセキュリティコンサルティングサービスを展開しています。
公式サイト:
サイバーマトリックス
これからのAI活用において、セキュリティが持つ重要性はますます増大します。サイバーマトリックスの『セキュアAIエージェント』を通じて、新たなセキュリティライフを手に入れましょう。