大船渡高校映像授業
2025-01-15 11:42:50

岩手県立大船渡高校で映像制作特別授業が実施されました

岩手県立大船渡高校での映像制作特別授業レポート



2024年12月18日、岩手県立大船渡高等学校において、デジタルハリウッド株式会社主催の映像制作に関する特別授業が行われました。この取り組みは、ICT関連やデジタルコンテンツの教育を進めることを目的としており、与えられた設備や環境を最大限に活用するためのノウハウを生徒たちに提供するものでした。

特別授業の背景



大船渡高校は、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業」に参加しており、今年度から「MacBook」20台と動画編集ソフト「Final Cut Pro」を導入しました。しかし、具体的にこれらのツールをどのように教育に活かせるのか、生徒たちが効果的に使用するための実践的な指導が求められていました。

そこで、デジタルハリウッドの音楽クリエイターである林祐太講師が、プロの視点からデジタルツールの使い方を指導しました。授業では、作品を社会に発信する際の留意点やクリエイターとしてのやりがいについても触れられました。さらに、デザインソフト「Canva」を用いた学校紹介動画制作のワークショップも行い、生徒たちにクリエイティブな体験を提供しました。

授業の概要



特別授業は1年生130名と2年生133名の合計263名が参加し、130名ずつの2回に分けて行われました。授業はそれぞれ3時間のプログラムで構成されています。

授業の前半では、林講師がMacBook ProやFinal Cut Proの基本的な使い方を説明し、デジタル作品を社会に発信する上での注意点について学びました。受講生は各教室のPCを利用してZoomに接続し、講師が操作する画面をリアルタイムで確認しながら学ぶスタイルでした。

後半では、Canvaを用いて校内紹介動画の制作を行いました。Canvaを初めて触る生徒が約80%を占めていましたが、事前にテンプレートや画像素材を配布することでスムーズに進行しました。生徒たちは互いに教え合いながら、楽しみつつも真剣に取り組む姿が印象的でした。

生徒の反応



特別授業後には生徒からのアンケートを実施しました。その結果、約76%の生徒がMacBookを使用したいと思ったと回答、67%の生徒がFinal Cut Proへの興味を示しました。また、Canvaについては78%の生徒が興味を持ったと答え、授業の内容も81%の生徒が分かりやすかったと感じています。

生徒の感想としては、「クリエイティブがどれほど面白いのかを知った」という声や、「思い通りの編集が難しかったが、もっと挑戦したい」という意欲を示す声が多く寄せられました。また、「指示を聞きながらの作業は少し難しかった」といったフィードバックもあり、次回に向けた改善点としてデジタルハリウッドは今後も大船渡高校をサポートしていく予定です。

副校長のコメント



大船渡高校の本正園子副校長は、今回の授業を通じて生徒たちがMacBookやFinal Cut Proに興味を持つようになったことを嬉しく感じています。生徒同士が教え合う様子が見られたことも、彼女にとって大きな成果であり、探究学習の場でも今回の経験が役立つと期待しています。

まとめ



デジタルハリウッド株式会社と大船渡高校のコラボレーションによる特別授業は、生徒たちにとって貴重な学びの機会となり、今後のデジタルクリエイティブの活動に大いに影響を与えることでしょう。これからもこのような取り組みが全国各地で広がっていくことを期待しています。


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