通信制高校の今
2025-08-05 10:20:45

通信制高校のイメージを変えたい!生徒たちのリアルな声を紹介

通信制高校のイメージを変えたい!生徒たちのリアルな声を紹介



株式会社プレマシードが運営する「Go通信制高校」より、通信制高校に通う生徒たちの実態を明らかにしました。2025年5月21日から6月18日までの期間に行われた調査では、現役生と卒業生を対象に、入学前後の行動や心情についてのデータが収集されました。992名が参加したこの調査の結果から、通信制高校が抱えるイメージとその現実をお伝えします。

調査の概要


本調査は、通信制高校に現在通っている生徒958名と、かつて通っていた生徒34名に対して行われました。参加者は年齢や入学時期に応じてグループ分けされ、その行動の変化が詳しく分析されています。

主な調査結果


最も注目すべきは、通信制高校に通う生徒の62.8%が「通信制高校のイメージを変えたい」と感じていることです。この結果は、通信制高校への進学を決める際に、自分の意志で選んだと答えた生徒が68.5%に達したこととも関連があります。安心して学べる環境や自分のペースで進める学びのスタイルが、多くの生徒にとって魅力的なのです。しかし、同時に58.7%が通信制高校で引け目を感じたことがあるという現実も浮き彫りになっています。

入学理由の多様性


調査によると、通信制高校に進学した理由として最も多いのは「人間関係に悩みがあった」というもので、41.1%がこの選択肢を挙げています。次いで「体調不良で通学が困難だった」という理由も40.5%に上り、学業についていけなかった生徒や、少ない学校行事を希望する生徒のニーズも反映されています。これらのデータは、不登校傾向にあった生徒が多く、通信制高校が彼らにとって心地よい学びの場となっていることを示します。

学校への不安


中学時代に通学の際に頻繁に休んでいた生徒が28.6%にのぼり、積極的に授業に参加していた生徒が18.4%ということからも、通信制高校に通っている生徒の多くがそれ以前の学校に対して不安を抱いていたことが理解できます。このような状況下で、入学前に「自由な時間が多い」というイメージを鮮明に持っていたと回答した生徒は96.4%に達し、実際に入学後も同様の感じ方を持っていることが伺えます。

新しい出会いと自由な学び


入学前に生徒たちが楽しみにしていたことは、自由な時間の増加や自分のペースで学べることでした。さらに、ストレスの少ない環境で新しい人間関係を築ける期待も高まっています。一方で、引け目を感じたり、周囲の人に話しづらいと思った経験がある生徒が半数以上いることから、依然として社会的な偏見が残っていることも事実です。

これからの進展


プレマシード代表の岩田彰人氏は、今回の調査結果より、通信制高校の魅力や生徒たちの高い満足度を伝えることが重要だと強調しました。生徒たちは、自由な環境の中で自分らしく過ごしながら、将来の選択肢を広げることができると信じています。今後、通信制高校の現実と可能性についての理解促進が進むことが期待されます。

結論


本調査を通じて、通信制高校に対するイメージとその実態の差を明らかにし、社会がもっと多様な学びの選択肢を受け入れることの重要性を再認識できました。私たちの社会がより良い方向に進むためには、こうしたリアルな声を基にした情報発信が欠かせません。プレマシードは今後も、通信制高校に関する情報を広めていくことに尽力していく所存です。


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