特許取得の対話型音声AI「IVRy」がもたらす新たな顧客体験の可能性
株式会社IVRyが、独自の対話システムに関する特許を取得したことを発表しました。この技術の特徴は、音声およびテキストを用いてユーザーの意図を把握し、商品やサービスの選択を可能にする点です。また、この技術は予約や注文手続きを自動化する能力を持っています。
特許技術の概要
取得した特許(特許番号7635948)は、対話型音声AI「IVRy」に組み込まれており、特にビジネスにおいての利便性を向上させています。この対話システムを活用することで、ユーザーは自然な会話を通じて目的の商品やサービスを簡単に選ぶことができます。これにより、従来の電話業務における自動化の効果を倍増させています。
課題解決へのアプローチ
近年、大規模言語モデルの進化によりAIが人間と自然な対話を行う場面が増えました。しかし、商品の選定や予約手続きなど、正確性が求められる場面では依然として課題が存在していました。IVRyの特許技術は、こうした課題を解決し、顧客体験を一新します。
高度な電話業務の自動化
具体的な導入事例として、株式会社モンテローザの「魚民」新宿西口総本店が挙げられます。繁忙な時間帯、スタッフが電話に出られない問題に対し、IVRyが一次対応を自動化。その結果、顧客へのサービスに集中できるようになり、予約の取りこぼしが減少しました。AIが自動で営業時間や所在地についての問い合わせにも対応するため、スタッフは業務に集中することができています。
顧客体験の向上
利用者からは「待たされることが減ってストレスが無くなった」という声も上がっています。IVRyを通じて、24時間365日の対応が可能となり、顧客は予約の可否をスムーズに確認できるようになりました。これにより、機会損失を防ぎ、売上向上に貢献しています。
さらなる可能性
IVRyの月額サービスは2,980円から利用可能で、自由な電話応答の設定に加えて、予約代行、録音、文字起こしなど多彩な機能を提供しています。AI技術の活用により、人材不足やカスタマーハラスメントの解消も目指しており、今後の展開が楽しみです。
結論
IVRyは、特許技術を活用したAI対話システムを通じて、企業に新たなビジネス機会を提供することを目指しています。奥西亮賀CEOは「信頼性が不可欠であり、より多くの企業が安心して利用できる基盤を提供する」との見解を示しています。これからもIVRyは、革新的な技術を広く普及させることで、業務の効率化と顧客満足度の向上を図っていくことでしょう。