産学連携プロジェクト
2025-07-11 13:49:24

学生がプロの現場を体験する産学連携プロジェクト始動

学生がプロの現場を体験する産学連携プロジェクト



株式会社アクアスターと福岡デザイン&テクノロジー専門学校は、産学連携プロジェクトを通じて学生に実践的なクリエイティブ制作の経験を提供しています。このプロジェクトは、2025年6月30日にオリエンテーションが行われ、その幕が切って落とされました。参加したのは、同校のコミックイラスト&マンガ専攻の2年生(2027年卒業予定)です。

このプロジェクトでは、企業のリアルな課題を通じて学生がクリエイティブな仕事を学ぶことが目的です。アクアスターの現役クリエイターが学校に赴き、イラストレーターや制作ディレクターの役割や、チームでの仕事の進め方、実績について詳しく説明しました。また、学生に向けて実践的な課題「アミューズメント施設のキャラクター&キービジュアル制作」についても紹介され、学生たちはプロの現場に触れながら貴重な学びを得ました。

プロの視点で挑む企業課題


本プロジェクトの特徴は、広告・エンタメ業界を想定した実業務に基づいた課題構成です。アクアスターによって仮設の企業「ネオファンタジア」が設定され、その中で以下の2つの制作が行われます。
1. イメージキャラクターデザイン案(1点)
2. キービジュアル案(1点)

ただのイラスト作成ではなく、企業課題をもとにしたキャラクター設計や、マーケティングの視点を含めたビジュアル提案が求められます。さらに、意図をしっかり言語化し、それを他者に伝える能力も求められ、まさにプロと同様の視点での挑戦が期待されています。

現在の社会では、チャットツールやSNSが広がることで、意図を深く汲み取る力や文脈の抑え方が薄れているのが課題視されています。この背景を受けて、本プロジェクトは「相手の意図を読み解き、ビジュアルとして表現する力」を実践的に学ぶことが中心になっています。中間講評や最終発表を通じて、学生たちは段階的に作品をブラッシュアップしていきます。

スケジュールと成果の発表


参加する学生は設定された課題に基づき作品を制作し、まずは2025年9月中旬に中間発表会が行われます。この時、アクアスターの社員が学生の作品にフィードバックを行う予定です。さらに、2025年10月中旬には最終発表会が開催され、最優秀作品が選ばれます。選ばれた作品はアクアスターの自社コンテンツ『裏銀座九十九番通り』に登場するキャラクターとして実装される計画です。

学びの重要性


今回の産学連携プロジェクトについて、アクアスターのビジュアルワークス部 部長、森裕之さんは、学生たちに「仕事としてのクリエイティブ」を実体験してほしいと話します。『伝えたい事は何か?』という視点を持って、自己の考えを深め、プロの視点に触れる機会についても期待されています。また、社員たちも業務の枠を超えた視点から学生に触れることで、価値観を広げられるチャンスになると考えています。

福岡デザイン&テクノロジー専門学校の教務部、林秀樹さんも、学生たちがアクアスターから得る教えが今後のクリエイターとしての成長に役立つことを確信しており、学生全員が期待を上回る提案ができるように取り組むことを誓いました。

福岡デザイン&テクノロジー専門学校の紹介


同校は「テクノロジーで創造力を仕事にする」をテーマに、ゲームやクリエイター育成に特化したプログラムを展開しています。文部科学大臣認定の専門課程として、1300社以上の企業との連携教育を行い、選ばれる人材を育成しています。学生は実際のプロジェクトに参加することで、リアルな技術と経験を積み、プロフェッショナルとして必要なスキルを育てています。

株式会社アクアスターについて


1991年に設立されたアクアスターは、ビジュアル制作を中心に広告業界で活動を行ってきました。最近ではアニメやゲームのイラスト制作に大きくシフトし、企業のデジタルマーケティング課題を解決する伴走支援も行っています。彼らはビジュアルとデジタル技術を使い、プロモーションにおける課題を企画から制作、運用改善まで包括的にサポートしています。アクアスターは、ユーザーへ「明日を生きる力」を届けることを目指し、多様なクリエイティブ制作に取り組んでいます。

さらに、学生たちにとっても、このプロジェクトが印象的な経験を提供し、プロのクリエイティブの世界を体験する大きな機会になることを期待しています。


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