飯田のみんなの家
2026-06-30 09:48:32

珠洲市に新たにオープンした『飯田のみんなの家』の魅力とは

珠洲市に誕生した『飯田のみんなの家』



2026年4月、石川県珠洲市飯田町に新たな地域交流拠点が誕生しました。NPO法人ガクソーが運営する『飯田のみんなの家』は、震災からの復興を視野に入れた多世代の憩いの場として整備された施設です。

伝統を受け継ぐ建築


『飯田のみんなの家』は、かつて商店街にあった額装店の跡地に位置し、地域の人々が長い間培ってきた文化と記憶を受け継いでいます。特に注目すべきは、屋根に使用された黒瓦や柱・カウンターに使われた古木材は、解体された家屋から再利用されています。これにより、地域に根ざした伝統的な素材が活かされ、未来への橋渡しをしています。

建築家の伊東豊雄氏が代表を務めるNPO法人HOME-FOR-ALLの「能登のみんなの家」プロジェクトの一環として、より良い地域づくりを目指して設計されました。設計はPERSIMMON HILLS architectsが手がけており、地域の住民や企業、団体からの多くの支援により実現したこのプロジェクトは、地域のコミュニティにとって大切な存在になることが期待されています。

様々な世代が集う居場所


『飯田のみんなの家』は、多世代が共住できるスペースとして設計されています。内部には小上がりやキッチン、スタジオ、フリースペース、コワーキングエリアなど多様な場所が用意されており、子どもから大人までが集い、交流することができます。それぞれの居場所は、リラックスできる空間であると同時に、地域づくりの拠点としての役割も果たします。

特に魅力的なのは、手作りの日干し煉瓦や古家具が随所に配置されている点です。これらは、地域の歴史や文化を感じさせる要素であり、訪れる人々に温もりを与えてくれます。

開放感あるデザイン


1階部分は、オープンなスタジオや作業場としても機能するおおらかな空間が特徴です。奥へと続く路地状のスペースは、居心地の良い小上がりへと導いてくれ、開放的な2階からは周囲の景色を見渡すことができます。

2階には、籠もれるコワーキングスペースがあり、様々な活動を行うのに適した環境が整っています。地域の人々が自由に訪れ、活躍の場を見つけられるよう配慮されています。

地域のさらなる未来へ


2026年4月12日には、珠洲市長や石川県副知事、日本財団の理事ら関係者が集まって竣工式が行われました。多くの地域住民も立ち会い、子どもたちによる鏡開きが行われるなど、地域の人々にとって愛される場所となるような雰囲気に包まれていました。

今後、『飯田のみんなの家』は単なる建物ではなく、地域の人々が新しい価値観やつながりを生み出す「家」となっていくことでしょう。

結論


震災以前から地域づくりに情熱を注いできたNPO法人ガクソーによって開設された『飯田のみんなの家』は、能登の伝統と地域の記憶を大切にしつつ、子どもから大人までが寄り集う社会の新たな拠点です。地域全体が一体となって支え合い、共に成長していく姿を想像させるこの場所は、間違いなく能登の未来を明るく照らすでしょう。


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